オーディオテクニカは、自社設計の新ドライバーを搭載した最上位完全ワイヤレスイヤホン「ATH-TWX9」を9月3日に発売する。最大96kHz/24bitの高音質なワイヤレス再生にも対応。価格はオープンプライスで、直販サイトでは33,000円で予約注文を受け付けている。
発売を記念し、10月3日までに製品を購入して応募した人を対象に、「選べるデジタルギフト 3,000円分」がもらえるキャンペーンを開始した。Amazonギフト券やAppleギフトカード、PayPayマネーライトなど9種類のデジタルギフトから選べるもの。購入期間は8月25日〜10月3日まで。応募期間は9月3日〜10月14日。詳細は特設サイトを参照のこと。
ATH-TWX9には、自社で新規設計した5.8mm径の高解像度ドライバーを搭載。音質とノイズキャンセリング(NC)効果の体感レベルを最大限に高めるという2つのバランスを極限まで追い込んでおり、「静寂空間の中で、伸びやかな高域や粒立ちの良い繊細な音の鳴りを体験できる」とする。
さらに、対応スマートフォンと組み合わせることで、最高96kHz/24bitのハイレゾ相当のオーディオ伝送や、超低遅延、高い通話品質を実現するクアルコム「Snapdragon Sound」もサポートする。
NC機能は、フィードフォワード(ハウジング側)とフィードバック(導管部側)の両方式を組み合わせたハイブリッドタイプ。左右各2基のNC用小型MEMSマイクで環境ノイズを拾い、NCプロセッサーに伝送して、独自開発のノイズフィルター設計によって不要な雑音を打ち消す。
また、イヤホンから検査音を出力してマイクで音の密閉度を収音し、装着者に適したNCフィルターを適応するシステムを装備。周囲の騒音レベルを計測して自動的に最適なNCフィルター特性にするシステムも備えており、イヤホンを長押しするだけで使えるという。シチュエーションから選べる5種のプリセットノイズキャンセリングモードも利用できる。
通話機能も備え、騒音下でも声が明瞭に届くビームフォーミングマイク技術を採用。自分の声をイヤホンに戻して話しやすくするサイドトーン機能、ビジネスやプライベートなどの状況に応じて、通話中もアンビエンスコントロールする機能、自分の発した声がこもらずに話せるという「オクリュージョン(こもり)キャンリング」を装備する。ほかにも、外音を自然に取り込むヒアスルー機能や、再生中の音量を下げて、すぐに人の声を聞けるクイックヒアスルーに対応している。
Bluetooth 5.2準拠で、対応コーデックはaptX Adaptive、aptX、AAC、SBC。2台のBluetooth機器へ同時接続できるマルチポイントに対応するほか、左右独立伝送技術「True Wireless Mirroring」や、音と映像のズレを抑える低遅延モードも備える。
ソニーの立体音響「360 Reality Audio」(360RA)認定製品にもなっており、専用アプリ「Connect」による聴感特性の解析によって、音場を一人ひとりに最適化。ATH-TWX9の音響特性を立体的な音源再現向けに補正し、高い臨場感で360RAコンテンツを楽しめるとする。
付属のイヤーピースは、異なる硬度のシリコンによるハイブリッド構造の新開発「コンフォートフィットイヤーピース」を採用。導管の長さが異なる3種類のイヤーピースをXS/S/M/Lの4サイズ用意し、計12種類を同梱する。
イヤホン本体はIPX4防滴仕様。連続再生時間はイヤホン単体で最大約6時間、充電ケースと組み合わせると最大約18.5時間。充電ケースはQi規格のワイヤレス充電に対応し、さらにイヤホンを充電ケースに収納すると細菌やウイルスを除菌する深紫外線LEDを照射してイヤーピースの表面を清潔に保つ機能も搭載している。重さは片側約5.4g、充電ケース約55.9g。