俳優の上川隆也が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『遺留捜査』(毎週木曜20:00~)第7話がきょう25日に放送される。
上川隆也演じるマイペースで空気を読まない刑事・糸村聡が、遺留品から事件を解決していく同作。第7話では、不動産会社を営む細野茂雄(渡辺裕之)が事務所で殺害される。細野は最近ある動画がSNSで拡散され炎上した話題の人物だった。実は細野が暮らす高級住宅街に、罪を犯した少年少女が更生のために通う“児童自立支援センター”の建設計画が持ち上がっており、細野は反対派の急先鋒として活動。住民説明会で激高して差別的な発言を口にした動画がSNSに出回り、批判を浴びていたのだ。糸村は細野の左手の爪だけが短く切られていることに気づき、違和感を覚える。また、着衣のポケットからは爪切りが見つかり、彼が爪切りを持ち歩いていたこと、そしてその爪切りが通常のものとは少々形状が異なることにも疑問を抱く。
やがて、殺害された細野が生前子ども剣道教室の指導者を務めていたことが判明。何を思ったか、糸村は科捜研研究員・村木繁(甲本雅裕)を連れ出して稽古に参加、2人で剣を交えることに。実は村木は学生時代剣道部の主将を務めていたことがあり、“面をつけると性格が変わる”ようだが、はたして糸村を前にどんな戦いを展開するのか。
子どものころ道場に通っていたという上川は、かねてから剣道が時代劇の所作の源になったと語っている経験者で、甲本は高校では国体出場、大学では全日本大会の団体でベスト8という実力者。毎話科捜研シーンで絶妙なやりとりを披露している2人だが、今回、会心の一撃を決めるのはどちらなのか。“糸村木”のシリーズ初・剣道対決に注目だ。
第7話には、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(19年~20年)や『ドクターX~外科医・大門未知子~』(21年)などで知られる一ノ瀬颯がゲスト出演。物語の軸となる更生施設の設計を担当した気鋭の建築士を丁寧に演じる。さわやかで熱意あふれる彼には、ひた隠してきたもうひとつの顔が……?