かんぽ生命保険は8月23日、「資産の防災に関する調査」の結果を発表した。調査は7月1日〜3日、全国20代〜70代の男女1,329人を対象に行われたもの。
まず、防災対策ができていると思うか聞いたところ、3.0%が「そう思う」、24.5%が「ややそう思う」と回答し、合わせて27.5%が防災対策ができていると思っている事が分かった。
日本全国8エリア(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州・沖縄)ごとで見ると、防災対策を行っている割合が高いエリアは、東北(35.1%)、北海道(31.3%)、関東(28.7%)の順となっている。
どのような防災対策を行っているかについて聞いてみると、「非常食、飲料の備蓄」が38.4%で最多に。一方で「重要書類の管理や保管の工夫」は15.9%にとどまっている。防災対策ができている人に絞っても、「非常食、飲料の備蓄」は71.3%であるのに対し、「重要書類の管理や保管の工夫」は29.8%となっている。
重要書類の管理、紛失対策については、いずれの書類においても「たんすや引き出しなど、固定の場所に保管」という対策をとっている人が最多であった。
資産に関わる重要書類の管理に自信があるか尋ねると、自信度が低いエリア1位は東北で、「自信がない」「あまり自信がない」の回答率が合計で79.8%となっていた。
東北エリアにおいては、保険証券を「たんすや引き出しなど、固定の場所に保管」する人の割合が全国平均41.9%に対して49.5%、不動産関連書類についても全国平均39.0%に対して47.1%であった。