キヤノンは8月25日、スマホで使えるミニフォトプリンターの新製品「iNSPiC PV-223」を発表した。より精細にプリントできるようにしたほか、バッテリーの充電時間を短縮した。外観のデザインを変更して質感を高めたほか、別売のプレートで着せ替えできる仕組みも備えた。
背面がシールになっている用紙を用いる特徴を生かし、スマホで撮影した写真やお気に入りの“推し”の写真を手帳などに加えられる“文房具”として売り込む。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの販売価格は16,830円。発売は9月下旬の予定。
用紙が発色するZINKペーパーを用いる小型軽量のミニフォトプリンター。2018年9月に発売した「iNSPiC PV-123」の後継モデル。プリントの解像度を従来の314×400dpiから313×512dpiに引き上げ、プリントの精細感を高めた。充電用の端子はUSB Type-C端子に変更し、内蔵バッテリーの充電時間も従来の90分から45分に短縮した。
外観デザインを一新するとともに新しい3色のカラーを採用し、質感を高めた。天面のプレートは取り外しができる構造になっており、絵柄がプリントされた別売の着せ替えプレート「FP-10JP」(キヤノンオンラインショップでの販売価格は1,430円)に交換して外観を変更できる。同じ絵柄を採り入れたケース「CC-IC12」(キヤノンオンラインショップでの販売価格は2,090円)も用意する。
好きなデザインをUV印刷で着せ替えプレートにプリントする「名入れサービス」も企業向けに用意する。注文は10台以上から受け付ける。
本体サイズは120×84×22mm、重さは約177g。