日立、手入れの手間を軽減するドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム」

日立グローバルライフソリューションズは8月23日、「ビッグドラム」シリーズとしてドラム式洗濯乾燥機4機種を発表した。発売時期は9月中旬で、価格はオープン、市場予想価格は370,000円～440,000円前後。

新モデルのBD-STX120H／ホワイト

今回発表されたビッグドラムの新モデルは、洗濯機本体にかかる手入れの手間を軽減できるのが特徴。これまで本体上面に装備していた乾燥フィルターをなくした「乾燥フィルターレス」構造を採用し、乾燥運転後に必要だった乾燥フィルターのお手入れを不要とした。

また、自動お掃除機能として「乾燥ダクト自動おそうじ」「洗濯槽自動おそうじ」「ドアパッキン自動おそうじ」を搭載し、各部を自動で掃除してホコリや糸くずを洗い流す。

さらに、従来のくし型から箱型に変わり容量が増えた「大容量糸くずフィルター」で、洗い流されたホコリや糸くずを捕集。糸くずフィルターには約1カ月分のごみがたまり、ごみ捨ての頻度を下げられる。

従来モデル（2021年モデルBD-STX110G）と同じ本体サイズのまま、洗濯容量を12kgへ拡大。加えて、乾燥ユニットのヒーター容量アップと、アルミプレートを乾燥ダクトに採用したことで、洗濯から乾燥までの時間を従来モデルから25％短縮し、約98分とした（2021年モデルBD-STX110Gと比較）。

洗浄方式は、押し洗い・たたき洗い・もみ洗いの3種類を組み合わせ、隠れ汚れまで浮かせて洗い流す「ナイアガラ洗浄」を引き続き採用。高濃度洗剤液を温風で温め、ミスト状にして衣類に吹きつける「温水ナイアガラ洗浄」や、時速約300kmの高速風を衣類に吹きかけてシワを伸ばす「風アイロン」も、従来と同じく備える。

このほか、BD-SV120Hを除く3機種のドラム式洗濯乾燥機は、外出先からの遠隔操作や洗濯コース追加といった操作が行える専用アプリ「洗濯コンシェルジュ」と連携可能。洗濯コンシェルジュアプリには、どのコースで運転するか迷った際に衣類の種類などからコースを選べる「コンシェルジュ機能」があるが、新たに運転時間からコースを選べるようになり、運転前のセンシング時に、洗濯物の量に合わせた運転時間をコースごとに一覧で確認できる。

ドラム式洗濯乾燥機の新モデル（4機種）の市場想定価格は、BD-STX120Hが440,000円前後、BD-SX120Hが410,000円前後、BD-SV120Hが370,000円前後、BD-NX120Hが430,000円前後。