日本テレビ系大型特番『24時間テレビ45』(27日18:30~)で、菊池風磨が「あなたの会いたい人 ~東日本大震災で少女が警察官と誓った約束~」企画を担当する。

  • りんさん(左)と菊池風磨=日本テレビ提供

今年の『24時間テレビ』では、「あなたの会いたい人 大募集」と題して、視聴者から“会いたいけど、会えないあなたの大切な人”のエピソードを事前に募集。数千を超える応募の中から、いくつかの運命的な再会に密着する企画の1つを、メインパーソナリティー・ジャにのちゃんねるの菊池が取材、宮城県在住の齋藤りんさん(20)のもとを訪れた。東日本大震災の時、小学3年生だった彼女が20歳の今、番組に応募を決意した理由とは。

りんさんが会いたいのは、11年前、彼女が経験した東日本大震災の地震発生から約1カ月後、警備のために宮城県・東松島に来ていた1人の女性警察官。当時9歳のりんさんは、東日本大震災を経験する中で、日々の悲しみがいつの間にか小さな体を蝕んでいったという。耳に異常があらわれ、生きる希望も失いかけた中、出会った女性警察官は、りんさんが苦しい心境を吐露すると親身に相談に乗ってくれた。

さらに、「私も人を助けるために警察官になったのに、震災で多くの方が亡くなり、私も助けられなくて悔しい思いをしている」という女性警察官の言葉が、りんさん自身も抱いていた「人を助けたい」という想いと重なった。そのこと打ち明けると、「あなたも人を助けたいの? だったら、私と一緒に警察官になろう!」と、2人は“約束”を結ぶことに。

東日本大震災の時に女性警察官と交わした約束…たった一度会っただけだが、これがりんさんの人生を大きく変えた。その時の誓いを胸に、警察官を目指すようになった彼女は、“警察官になる”という夢のため、剣道の稽古も始めた。“希望をくれたその人に感謝と近況を伝えたい…”というりんさんの熱い想いを、菊池が丁寧に聞き出していく。

そして、その想いを叶えるために、番組では総力をあげて女性警察官を捜索。果たして、11年ぶりに再会し、りんさんは想いを伝えることはできるのか…。