風景画は、「正確に描写する」ことが上手く描くうえでの鉄則だと言われています。

頭ではわかっていても、実際に描こうとするとこれがなかなか難しい……ハズですが、現在ツイッターで、「正確に描写する」のレベルをゆうに超えたイラストが投下され、大きな注目を集めています。

これがこうじゃ!
(@koutyakizokuより引用)

  • (@koutyakizokuより引用)

投稿主は「ハンカチ(@koutyakizoku)」さんで、ツイートには2枚の風景イラストが添付されていました。

ひとつは建物ごとに塗り分け、ざっくり奥行きを出した状態の「下描き」。もうひとつは電線や建物の造形、車のディテール、雲などがしっかりと書き込まれた「完成作」。
ちなみに、イラストの舞台となっているのは大阪の西天満四丁目だそうです。

2枚のイラストを見比べることで作品の制作過程が垣間見えてとても面白いのですが、何より完成作のクオリティの高さたるや……。
そのリアルさはもはや写真と見紛うレベル。もし「下書き」が添付されていなければ、なかなかイラストだとは気づけないかもしれません。

この精巧すぎるイラストは多くのツイッターユーザーの度肝を抜き、ツイートは6.2万件のいいねを獲得(8月22日時点)。多数のコメントも寄せられました。

「細かくてリアルなのが本当に綺麗」

「西天満!」

「要は絵が写真になったってことか()」

「どうやったらこんなんかけるん?笑笑」

「え? 絵ですよね両方とも? 凄すぎて唖然です……((((;゚Д゚)))))))」

「えっ イラスト!? 右が写真で、左が似せて描いたイラストかと思いきや両方イラスト!?脳が誤作動したわ……。 (語彙力消失)」

ツイ主さんに聞いてみた

このリアルすぎるイラストは一体、どのように描かれているのでしょうか。ツイ主のハンカチさんに話をお聞きしました。

ーーとてもリアルなイラストですが、どのように描かれているのでしょう?

PCを使ったデジタルペイントで描いています。

ーーこのようにリアルな風景を描くコツなどがあれば教えていただけますか?

物体の質感などをしっかり観察して描写することが大事だと思います。ただ何となく描くのではなく、対象物を理解し、構造を頭の中で理解しながら描くとより立体的に描写できると思います。


ハンカチさんはこのイラストの他にもたくさんの素敵な作品をインスタグラムアカウント《@kplanar_hankati》にアップされています。いずれも素晴らしい絵ばかりなので、ぜひ覗いてみてくださいね♪