女優の大島優子が、ディズニープラス「スター」の日本発オリジナルドラマシリーズとして9月14日より独占配信される『すべて忘れてしまうから』に出演することが22日、発表された。阿部寛演じる主人公“M”の前に現れる謎の美女を演じる。
作家・燃え殻氏の同名エッセイを、国内トップクリエイターがドラマ化を手掛ける本作は、日本発のディズニープラス「スター」オリジナルドラマシリーズとして初めての配信作品。国内では9月14日より独占配信され、さらに順次世界配信予定となっている。
ハロウィンの夜に突如姿を消した恋人をめぐる、ミステリアスでビタースイートなラブストーリーを描く本作。阿部寛演じる、流されるままに生きるそこそこ売れっ子のミステリー作家“M”は、消えた恋人“F”を探すことに。しかし、次第に“M”の知らなかった“F”の一面や秘密が明らかになっていく。長年俳優として第一線で活躍してきた阿部にとっては、キャリア初の配信ドラマ出演、かつ久々のラブストーリー作品への出演となる。また、そんな主人公のMが通う行きつけであり、ハロウィンの夜に彼女が消えた場所でもある、物語のキーとなる舞台“Bar 灯台”のオーナーを、1996年公開の『スワロウテイル』以来26年ぶりの演技となり、配信作品はもちろん、ドラマ作品への出演も初となるCharaが演じ、同じバーで働く元バンドマンの料理人役を宮藤官九郎が務める。
このたび、“F”と何やら関係のあるらしい謎の美女を大島優子が演じることが発表された。“F”の失踪後、秘密を抱え“M”の元を訪ねてくる。5年も付き合っていた恋人のことを何も知らなかったことに気が付いた“M”は、彼女からの話で、自身が知らなかった“F”の一面を知ることになる。はたして、“F”の失踪に大島演じる謎の美女は一体どのような関わりがあるのか。あわせて解禁された場面写真には、大島優子演じる謎の美女の思いつめた深刻な表情が写っている。封筒らしきものを持っているが、これも物語に関わってくるのだろうか。
大島は、主演の阿部について「阿部さんとはこれまでにも何回か共演させていただきましたが、今回のように一対一でお芝居する時間が長かったのは初めてで、より感情の波を感じることができました。繊細に表現する時と、大胆にやる時と、緩急があるので隣にいて本当に楽しかったです」とコメント。
本作の印象的なシーンについては、「その都度その都度シーンごとに色々なことが起こります。その時の主人公“M”の反応がピュアで、且つ豊かなリアクションで毎回ワクワクしました」と、阿部演じる“M”が様々な場面で見せる独特なリアクションのシーンをあげ、「特に一番最初に出会うシーンは、二人の空間に何が起きるのかわからない感じがすごく好きです」と語る。
また、演じた謎の美女については「最後まで何が目的でMに近づいたのかがわからないといいなと考えながら、岨手監督、大江監督と細かく話し合いながらキャラクターを作っていきました」と説明し、最後に、本作を楽しみにしている人たちへ「何が起きているのか、これから起こるのか。人の日常というのは実ははたから見たら予測不能でおかしなことばかりだと思います。おかしいけど愛おしい物語としてこの作品をご覧くださるとうれしいです」とメッセージを送った。
(C)Moegara, FUSOSHA 2020