TPCマーケティングリサーチは、「腸内環境に対する意識と対策の実態に関する調査結果」を発表した。同調査は6月6日、腸内環境が気になる20~70代の男女1,236人を対象に、インターネットで実施した。
腸内環境対策をしたい理由を尋ねたところ、「おなかの調子を良くしたいから」が最も多く、「体の調子を良くしたいから」「大腸がんなどの病気になりたくないから」と続いた。「睡眠の質を上げたいから」は、2020年と比べると、6.2pt増えている。
コロナによって腸内環境に対する意識が高まった人は3割強だった。コロナをきっかけに新たな対策を開始したか聞くと、約4割が「はい」と答えている。コロナ後に腸内環境が悪化した人は、自粛生活によるストレスや運動不足の影響を大きく受けていることがわかった。
コロナ前後で腸内環境に変化があった人は2割強だった。腸内環境悪化の原因を聞くと、「ストレス」が前回1位の「運動不足」を抜いて最も多かった。また、腸内環境が悪い時に感じる体の症状は「不眠・睡眠障害」が 2020年比で10.9ptアップしている。
腸内環境対策で得たい健康効果(便通改善は除く)について聞くと、圧倒的に多かったのは「免疫力アップ」で、「大腸がん予防」「アンチエイジング・老化予防」と続いた。2020年と比較すると、「ストレス緩和」が、5.6pt増加している。コロナによって腸内環境に対する意識が高まった人ほど、「免疫力向上」に対するニーズが強くなる傾向がみられた。