• マスクによるほうれい線を防ぐ方法

    マスク生活でほうれい線が目立つようになっていませんか?

ふとした瞬間に鏡を見て、「ほうれい線が深くなったかもしれない」と思った経験はありませんか?

年齢を重ねるごとに深くなっていくほうれい線ですが、マスク生活が長引き、年齢関係なく気になる人が増えてきたようです。今回は、ほうれい線の原因と対策方法、ほうれい線を防ぐセルフマッサージをご紹介します。

最後までチェックして、マスクの下もほうれい線のないすっきりとした顔を手に入れましょう!

マスクでほうれい線が目立ってきた? ほうれい線の4つの原因

  • マスクによるほうれい線の原因は?

    ほうれい線の原因を解説します

ほうれい線はシワが深くなったものと思われがちですが、実は顔のたるみが原因です。

紫外線によるダメージや表情筋の衰えによりハリや弾力が減少して顔全体が垂れ下がり、顔の印象をガラリと変えてしまうのです。ここではほうれい線の原因を解説します。

表情筋の衰え

マスクをしていると、顔を動かしにくいため会話が少なくなり、無表情で過ごす時間が増えがち。それに加えて、リモートワークで話す機会が減ると、知らず知らずのうちに無表情になることが多くなってしまいますよね。

顔には大小30種類の筋肉があり、それらの筋肉が関わりあって表情を作っています。マスク生活で無表情が続くと、今まで自然に行われていた顔の筋トレが行われなくなり、たるみにつながります。放っておくと口角が下がり、ブルドッグラインやマリオネットラインなど新たな悩みを招くのです。

ほうれい線だけでなく、肌悩みの上位に来る毛穴も、たるみが原因のものがあります。それは、頬に多く見られる縦長の毛穴。年齢を重ねて表情筋が低下し、弾力が弱まることから毛穴が縦に伸びてしまうのです。

表情筋の衰えは、ほうれい線や毛穴の目立ちなどを引き起こしてしまうので、美容の大敵。マスクをしていても笑顔で心がけたり、顔のエクササイズをしたりするなど無表情にならないように気をつけましょう。後ほど、表情筋を鍛える顔のマッサージ方法をご紹介するので、ぜひ実践してみてください。

たるみ毛穴のケアしたい場合は、肌のハリを高めるスキンケアも大切。パッケージに「リフトアップ」「リフトケア」の表示がある化粧品を使ってみてくださいね。

マスクによるむくみ

マスクを取ると、ゴムの跡がくっきりついていて困った経験はありませんか? マスクのゴムの跡は、むくみが原因。むくむと顔がパンパンになるだけでなく、その重みで顔が垂れ下がってほうれい線が目立ち、老け見えにつながります。

顔のむくみは塩分や水分の摂りすぎ、睡眠不足、運動不足などが理由で起こりますが、長引くマスク生活ではマスクのゴムが原因でむくみやすくなっています。老廃物の通り道であるリンパ管がマスクのゴムで締め付けられる部分にあたるため、スムーズに流れず顔がパンパンになってしまうのです。

血液は心臓のポンプによって流れますが、リンパには心臓のようなポンプはありません。筋肉の動きや呼吸によって生じる圧力、マッサージなど人の手が加わることによって流れます。締め付けられている時間が長くなると流れが悪くなり、むくみやすくなってしまいます。

顔にはリンパとともに血液も流れているため、マスクの締め付けはリンパだけでなく血流にも影響が出ます。血流がスムーズにいかなくなると、顔のくすみや目のクマにもつながるため、リンパと同様に流すことが大切です。

自宅でできる解消法は、ホットタオルで顔をじんわり温める・冷たいものや塩分を控える・セルフエステで顔をすっきりさせるなどがあるので、できることからはじめましょう。

姿勢の悪さ

人間は通常鼻呼吸ですが、マスクをしていて苦しくなると口が開いて無意識のうちに口呼吸をしてしまう傾向があります。口呼吸をすると顎が前に出てしまい、頭の位置がずれて姿勢に影響が出ます。猫背になると胸と同時に首も下に引っ張られ、顔がたるんでしまうのです。そして顔がたるむと、ほうれい線が目立つようになってきてしまいます。

それだけではありません。首・肩まわりの血流が悪くなり、肩こりに悩まされてしまうことも。悪い姿勢が続くと、胸部が圧迫されて呼吸はさらに浅くなります。浅い呼吸は肩や胸だけで行っているため、肺の一部にしか酸素が行き渡らないというデメリットもあります。

この状態が続くと脳に酸素が不足し、片頭痛を起こすこともあるため注意が必要です。「今日は集中力が低下しているな」と感じるときは、もしかしたら呼吸が浅くなっているのかもしれません。口呼吸になっていないか、肩や胸が動くような呼吸をしていないかチェックしてください。

浅い呼吸は交感神経が優位になっていることを教えてくれるサインです。マスクによって自然な呼吸を妨げていることに身体がストレスを感じて、浅くなっているケースも考えられます。その状況を解消するためには意識的に深呼吸を行うことが大切です。たっぷりの酸素を取り入れて身体をリラックスさせましょう。

姿勢の悪さは、ほうれい線に加えて健康面への悪い影響も与えてしまうので、要注意です。

紫外線ケア不足

マスクをしていると顔半分が隠れているので日焼け止めを塗らなくていいような気がしますが、それは間違いです。紫外線は、マスクでは完全に防ぐことはできません。

もちろんマスクをつけていないときよりは軽減できますが、一般的な不織布マスクは遮光性が低く、密着しているようでも隙間から入ってくるため、100%遮ることは難しいと考えられています。

紫外線はUVAとUVB、UVCの3種類あり、波長の長さによって分けられます。紫外線は、シミやそばかすの原因というイメージがありますが、実はほうれい線にも関係があるのです。

UVAは波長が1番長く紫外線の9割を占めます。角質層の下にある真皮のコラーゲンを攻撃しハリや弾力を減少させ、たるみを引き起こします。UVBは波長が短いのが特徴です。肌に赤い炎症を起こしたり、シミを作ったりする原因になります。UVCはオゾン層で吸収されるため、私たちの肌には届きません。

ほうれい線対策にはUVAについて知る必要があります。UVAは、UVBの20倍以上も地上に降り注いでいます。雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質も持っているので、曇りの日や室内でも気が抜けない紫外線なのです。

日焼け止めを塗らないでマスクをしていると、マスク跡がくっきり残る「マスク焼け」するだけでなく、「マスク越し焼け」で紫外線がハリと弾力を保つためのコラーゲンを攻撃し、ほうれい線を深くします。そのため、マスクをしていてもUVケアが欠かせません。

UVA対策で日焼け止めを選ぶときは、PAという表示に注目しましょう。

PA+~++++までランクがあり、+の数が多い方ほどUVAをバリアする強度が上がります。日焼け止め選びの参考にしてください。

室内でも注意が必要な紫外線なので、窓際にいることが多い場合はUVカットのカーテンを取り付けるのもおすすめです。

マスクによるほうれい線を防ぐセルフマッサージ

  • マスクによるほうれい線を防ぐセルフマッサージ

    マスクによるほうれい線を防ぐ、セルフマッサージをご紹介します

マスクによるほうれい線の原因は顔の筋肉の衰え、むくみ、姿勢の悪さや紫外線が挙げられます。ここではすぐに実践できるほうれい線の対策方法、セルフマッサージをご紹介します。

マスクの締め付けゆるゆるマッサージ

マスクのゴムによって顔が締め付けられると、筋肉が動きにくくなり、顔がカチコチになってしまいます。そんなときはセルフマッサージでゆるめましょう。ほうれい線とむくみのケアが同時にできるテクニックをご紹介します。

1.口を「う」の形にしてくぼんでいる部分に親指を入れます。

  • マスクによるほうれい線を防ぐセルフマッサージ

2.人差し指、中指、薬指の三つを上唇においてほぐしてください。

  • マスクによるほうれい線を防ぐセルフマッサージ

3.人差し指、中指、薬指の三つを下唇においてほぐしてください。

  • マスクによるほうれい線を防ぐセルフマッサージ

少しずつゆるめることで顔が動きやすくなり、表情に豊かさが戻ります。

マスクをしたままできる、らくちんリンパストレッチ

耳のまわりには、リンパ管をつなぐ関所の役割であるリンパ節と血管が存在します。この部分がマスクで締め付けられると、むくみやくすみの原因につながります。スムーズに流すためには定期的なストレッチが大切です。

1.耳を外に引っ張ります。

  • マスクによるほうれい線を防ぐセルフマッサージ

2.人差し指と中指で耳をはさんでうしろにまわしましょう。

  • マスクによるほうれい線を防ぐセルフマッサージ

3.人差し指で耳を閉じてストレッチをします。

  • マスクによるほうれい線を防ぐセルフマッサージ

マスクをしたまま簡単にできますので、実践してみてくださいね。

椅子に座りながらできる簡単ストレッチ

デスクワークで同じ姿勢が続くときは、休憩がてらストレッチをはさみましょう。特別な道具がいらず、思い立ったときにできるのでおすすめです。ポイントは息をたくさん吸って、しっかり吐くこと。呼吸にも意識を向けて実践しましょう。

背中が伸びて猫背を解消してくれるので、ほうれい線対策にもつながります。

1.肩に手をあててゆっくりうしろにまわし、肩をストレッチしましょう。

  • マスクによるほうれい線を防ぐセルフマッサージ

2.頭のうしろに手を置き、首を横に倒しながら息を吐いて、戻したときに吸います。

  • マスクによるほうれい線を防ぐセルフマッサージ

3.胸を広げたときに息を吸って、背中を丸くしたときに吐きます。

  • マスクによるほうれい線を防ぐセルフマッサージ

肩に力が入っているなと感じたときのリフレッシュにも最適です。

日焼けはほうれい線の原因! マスクのうっかり焼けを防ぐ日焼け止め

ほうれい線の原因、たるみを防ぐためには毎日の紫外線ケアが欠かせません。なぜなら、マスクをしていても紫外線は完全に防げないからです。

また、日焼け後の肌は軽いやけどをしているのと同じため、状態によっては化粧水がしみてヒリヒリすることも。普段から日焼け止め対策が大切です。ここではUVA対策におすすめの日焼け止めをご紹介します。

アネッサ『パーフェクト UV スキンケアミルク』

汗、熱、水にも強いのに石けんでスルリと落とせる優れもの。 こすれにも強いのでマスク生活の強い味方です。

ALLIE『アリィー クロノビューティ トーンアップUV』

気分が弾むジャスミン&ホワイトペシェの香りが特徴です。 ジェルタイプでベタつかず、均一に伸びて綺麗な肌をキープしてくれます。

ニベア『ニベアUV ディープ プロテクト&ケア ジェル』

乾燥による小じわを目立たなくする美容液成分(保湿)配合。 全身にたっぷり使えるのに、石けんで洗い流せるのが嬉しいポイントです。

自分に合った日焼け止めでこまめなケアを心がけてくださいね。

ほうれい線をすっきりさせてマスク老けを卒業しましょう

今回はマスクがほうれい線に与える影響と簡単にできるケア方法をご紹介しました。

マスクを外してもドキッとしない自分でいるために、対策やセルフマッサージでマスク老けを卒業し、口元美人を目指しましょう!