テレビ朝日系『アメトーーク!「ダチョウ倶楽部を考えようSP』(7月19日放送)と、フジテレビ系『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』(7月21日放送)が、ギャラクシー賞の7月度月間賞に選ばれた。
同賞では、『アメトーーク!』について、「故・上島竜兵の足跡を豊富なVTRで振り返った。湿っぽさゼロで有吉弘行や土田晃之ら後輩芸人たちが、生前と変わらず上島が芸としてつくりあげてきた“受け芸”を明るく偲ぶスタンスに好感。美談に偏らず、飲み会の会計になると上島がぐずりだすなどセコい姿も映し、芸人の個性をくまなく笑いに昇華する『アメトーーク』ならではのメモリアル。出色」と講評。
『LOVE LOVE あいしてる』については、「過去のVTRなどに懐かしさを感じる一方、番組全体に古びない普遍的な魅力があった。まずKinKi Kids、吉田拓郎、篠原ともえのコンビネーションが抜群で、特に篠原ともえが大人になり、トークに円熟味が増した。そしてゲストを交えた生演奏のパフォーマンスが貴重かつ素晴らしく、音楽バラエティの本質的魅力が凝縮されていた」と評価した。
ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が1963年に創設した、優秀番組・個人・団体を顕彰するもの。7月度はほかにも、『NHKスペシャル「鯨獲りの海」』(NHK、7月3日放送)、『報道1930「激震・旧統一教会と日本政治 問われる政治との距離感は」』(BS-TBS、7月22日放送)が受賞した。