CyberOwlは8月19日、「塾の夏期講習」に関する調査結果を発表した。調査は6月17日~7月30日、夏期講習に通ったことのある小学2年生~高校3年生の子どもの保護者500名を対象にインターネットで行われた。
初めて夏期講習へ通った学年を聞いたところ、「小学5年生」と「中学1年生」が最も多く、ともに14.4%。勉強の難しさが一段と上がる小学5年生と、小学校から中学校へ進学した節目のときに、考え始める家庭が多いよう。次いで、高校進学を控えた「中学3年生」(11.8%)、「小学3年生」(11.6%)、「小学4年生」(11.4%)と続き、約6割(62.2%)が小学生のときに夏期講習デビューを果たしていることがわかった。
夏期講習にかかった費用について教えてもらったところ、「中学3年生」が最も高く約6万4,111円。多くの中学生が高校受験を控えており、学校の予習復習に加えて受験対策用の特別講座などの費用が追加で発生するため平均費用が高くなるよう。次いで「小学6年生」(5万1,583円)、「中学1年生」(4万7,766円)と続いた。
小学6年生では平均費用がぐんと上がっているが、これは、中学受験する場合としない場合で費用に差が。そこで、中学受験の有無別に費用を確認してみると、「中学受験していない」小学6年生の1シーズンあたりの夏期講習の平均費用は約3万1,032円、「中学受験した」場合は約7万4,123円。さらに、「中学受験した」場合の最多額は10万円~10万9,999円で21.1%。11万円以上は17.5%で合わせると、中学受験をした家庭の約4割(38.6%)が10万円以上支払っていることがわかった。
また、夏期講習後の通塾状況について尋ねたところ、約8割(77.8%)の家庭が、夏期講習後も「夏期講習と同じ塾へ通塾」したと回答。どこにも「通塾しなかった」家庭はわずか18.4%だった。