女優の大地真央と松本まりかが、東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『最高のオバハン 中島ハルコ』(10月8日スタート 毎週土曜23:40~)の撮影でこのほど岐阜県を訪れ、柴橋正直岐阜市長と対談した。
2021年4月に放送されたドラマの第2弾となる同作は、大地演じる主人公のアラ還名古屋マダム・中島ハルコと、松本演じるグルメ雑誌編集者・菊池いづみのコンビが、世の中の悩みを次々と解決していく痛快エンターテインメント。第1弾は愛知県を舞台にロケを展開し、自治体が実名で町おこしをするストーリーに登場したり、ドラマ内で取り上げた特産品や御当地銘菓が話題に。ある名古屋おやつは完売騒ぎになるという社会現象まで巻き起こした。
第2弾の舞台は岐阜。「ようこそ岐阜にお越し下さいました」と柴橋市長に出迎えられた大地は、その場に飾られていた色とりどりの和傘に早速目を止め「これは?」と質問。岐阜和傘の歴史や後継者不足という現状を説明されると興味津々で聞き入った。「岐阜は初めて」と言う大地は「先日、鵜飼いの撮影をしたのですが、水面に映るかがり火は本当に風情があって素敵で感動しました」と目を輝かせる。一方「岐阜は2度目」という松本。昨年、ローカル旅の魅力を伝えるフリーマガジンの取材で岐阜市を訪れ、岐阜和傘の工房へ出向いたり、市長と対談も。「そのとき岐阜ってこんな素敵なところなんだ! と知り、また来たい! と思っていたところに、この作品で来ることができて、いま岐阜を堪能中。岐阜通になりそうです」と興奮気味に語った。
市長は雁皮紙(がんぴし)と呼ばれる極薄の和紙と天然ニスが作り上げる透明感が美しい「水うちわ」をプレゼントし「長良川の水面に付けて使うんです。まさに天然の扇風機です」と説明。大地は「水につけても大丈夫なんですか?」と驚き、松本も「水に濡らしてあおぐことで、より涼しい風が来るんですね」と職人の技に感心した。
対談の模様は地元メディアも取材。「岐阜の良いところとお気に入りの食べ物」を問われた松本は「岐阜駅の近くにある食堂まるもとさん。ランチで伺い、とても美味しかったので今回のドラマのロケ弁にとスタッフにお願いして実現。みんなが喜んでくれた」と話すと、大地は「本当に美味しくて、東京にもあったら良いのに!」と絶賛した。
「第2弾への意気込み」を問われた大地は「今回は成敗が多めなので、よりオバハン度を上げてやっていきたいです」と語り、松本は「岐阜の歴史や名所が余すところなく登場するので、全国の皆さんに岐阜の良さを知ってもらえるドラマになれば」と意気込んだ。最後に、撮影に協力した市民エキストラへの感謝に加え、シーズン1でも好評だった“ハルコの名古屋弁”で「(ドラマ)どえりゃあ楽しみにしといてちょ!」と大地が締めくくった。