JR西日本は、2022年10月から2023年3月までの期間に運行する「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースについて、運転日と運転時刻、おもてなしの内容など発表した。

  • 「WEST EXPRESS 銀河」の昼行列車は運転時刻を繰り上げ、停車駅に紀伊田辺駅を追加する

京都発新宮行の夜行列車は、10月3日から3月6日までの月曜日と金曜日(一部を除く)に出発し、計36本を運行。新宮発京都行の昼行列車は、10月5日から3月8日までの水曜日と日曜日(一部を除く)に出発し、同じく計36本を運行する。

夜行列車の運転時刻は京都駅21時15分発・新宮駅9時37分着。昼行列車の運転時刻は新宮駅9時50分発・京都駅20時53分着。昼行列車は新宮駅から周参見駅までの区間で、出発日により発着時刻とおもてなしの実施駅が異なる。

紀南コースの運行2年目となる今年度は、昼行列車の出発時刻を約2時間早め、新たに紀伊田辺駅を停車駅に追加するとともに、おもてなし停車時間を拡大する。新大阪駅・京都駅の到着時間も約1時間半早まることとなり、新幹線で関東・九州方面からも利用しやすいダイヤとしている。

  • 「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースの京都発新宮行は夜行列車で運転

あわせて夜行列車・昼行列車ともに海側座席を倍増する運行とし、雄大な太平洋の景観を満喫できるスポットを地域との協働で景観改善活動することにより、車窓からの美しいオーシャンビューを演出するという。

和歌山県全県を挙げた協力の下、新たなおもてなしプランの設定や従来プランのリニューアルを行い、リピーターにも楽しんでもらえる企画を用意。夜行列車は夜食の和歌山ラーメンをテイクアウトとし、深夜の駅ホームで夜行列車の旅情を感じられる内容にリニューアル。早朝の串本駅到着時、名勝・橋杭岩の日の出を鑑賞できるように、季節に応じた時間を設定する。

昼行列車は、紀伊田辺駅から和歌山駅までの区間で、4号車フリースペースにて運行日ごとに地域の魅力紹介や名産品のふるまいなど実施。周参見駅到着時、現地の道の駅の出張販売や日帰り入浴・サイクリング体験など多彩なオプションを用意する。

  • 「WEST EXPRESS 銀河」の車内

日本旅行が企画する個人旅行商品は、8月30日から販売開始。詳細は「WEST EXPRESS 銀河」特設サイトからリンクする専用ページで案内される。