清野菜名と松坂桃李がW主演を務める、映画『耳をすませば』(10月14日公開)の場面写真が20日、公開された。
同作は、漫画家・柊あおい氏が少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した同名漫画を原作に、平川雄一朗監督がメガホンを握る。原作の世界観を忠実に再現するあの頃(過去)に加え、10年後の現在がオリジナルストーリーとして二重構造で描かれる。
今回公開されたのは、中学生時代の天沢聖司(中川翼)の場面写真。中川は現在16歳の若手俳優ながら、4歳から芸能界入りし、子役としての俳優のキャリアは10年以上に及ぶ。これまでに『ヒロイン失格』(15年)や『僕だけがいない街』(16年)などの映画作品や、TVドラマ『わたしを離さないで』(16年)、『青のSP―学校内警察・嶋田隆平』(21年)など幅広く映画やドラマに出演。妻夫木聡や藤原竜也などの幼少期も演じてきた。昨年には『光を追いかけて』(21年)にて初主演を務め、今年は大河ドラマへの出演を果たしている。
本作では、松坂桃李が演じる天沢聖司の中学生時代に抜擢され、原作で描かれた爽やかで真っ直ぐな聖司を大切に演じている。原作ファンも多い本作で「聖司くんを演じるのがすごく難しくて、感情の行き場所がちょっと迷子になりつつも、最後まで頑張りました」と振り返り、周りから「聖司くんは格好いい、王子様みたいなキャラだよと言われて、プレッシャーを感じた」と話すが、"堂々としている姿を意識"して最後までやり通したと語っている。
された場面写真からは、高台で安原琉那演じる月島雫に笑顔で語りかける様子や、音を確かめるようにチェロを演奏する姿、図書館で雫の対面に座り、本を読む雫の様子を気にかける姿が映し出されている。
(C)柊あおい/集英社 (C)2022『耳をすませば』製作委員会