青々とした草木が生い茂り、大自然の魅力を存分に堪能することができる夏場の登山。秋冬に比べて軽装でOKということもあって、この時季の登山は初心者にも人気ですが、それでも事前の下準備は絶対に必要です。

ツイッターでは今、登山に行く上で必ず気をつけたい、“とある注意喚起”が注目を集めています。

  • ※画像はイメージです

中学時代のジャージが上下とも真緑だった。
 
全校登山があって、学校は「全員ジャージ」という方針だったが、登山が趣味の先生が、
 
「山をなめるな」
 
と反対した。
 
「服装は自由。ただし、長そで長ズボン、なるべく派手な服を着てきなさい」
 
山の日に向けて、注意喚起!!
(@BookloverMDより引用)

中学時代のワンシーンをこう振り返ったのは、ツイッターユーザーの「いちは(@BookloverMD)」さんです。

当時、自身の通う中学校のジャージの色が「真緑」だったといういちはさん。ある日、全校生徒が参加する登山イベントで、学校側は生徒たちに対し、「学校のジャージを着用すべし」という方針を打ち出していたのだそうですが、登山を趣味としている先生が「山をなめるな」と反対する姿勢を示したところ、「服装は自由。ただし、長そで長ズボン、なるべく派手な服を着てきなさい」という指示に変わったということです。

確かに、山に「真緑」のジャージを着て出掛ければ、図らずもそれが保護色となり、遭難した際などにも山に溶け込んでしまって大変なことになりかねません。

この注意喚起のツイートには多くの反響を集まり、1.3万件のリツイート、8.4万のいいねを獲得(8月19日時点)。多数のコメントも寄せられました。

「山をよく知ってる先生がおられて、良かったですね。その先生の意見を尊重された周囲の先生方も。山に溶け込む色を着ていったら万一の遭難時に大変なことになりますもの」

「風景に溶け込まない柄や色の服を着ていくのが大事ですね」

「以前、雪原迷彩のスキーウェアが売ってたんですが…死にたいのか? と」

「自衛隊も災害派遣用の作業服を用意してほしいものです。迷彩服危ない」

また、リプ欄にはこんなお役立ち情報も集まりました。

「白は比較的自然界に存在しない目立つ色だと聞いたことがあります ただし、鹿を狩猟しようとする猟師は白い色を見ると反射的に撃つので、白い色のものを持ち歩くと危険ということも聞いたことがあります」

「そう言えばガチ山間部の学校通ってたけど水色とかでしたね……」

「実際にあったエピソード系の番組で、遭難した女性が派手な色のショーツを棒に結んで振り回して無事に発見された、ってあった。外国のお話。」

「山ではパッと見で派手だなとなる色ではなく、自然にはこの色はねぇなってなるような色のものを着ておくと目立ちます。知人の猟師さんの話では青系統がかなり目立つとの事です」

また、ツイ主のいちはさんは、このお話の後日談についても投稿されていました。

この話には後日談がある。
 
自由な服装、派手なものと言われても、1980年代末の田舎の中学生なんて、そんな服は持っていなかったのである。
 
結局、ほとんどの生徒が緑ジャージを着て山を登ったのであった。
 
遭難しなくて良かった〜。
(@BookloverMDより引用)

全員が無事に下山できて、本当に良かったですよね。
山に登る際は、「そんなに険しい山じゃないから大丈夫」などと油断せず、服装や手荷物など、しっかりした準備をしてから楽しみましょう!