KADOKAWAは、角川映画の名作の数々を4K Ultra HD Blu-ray化する「角川映画UHDプロジェクト」を本格始動。10月28日発売の『戦国自衛隊』を皮切りに、『蘇える金狼』、『野獣死すべし』など9作品を連続リリースする。

  • 『戦国自衛隊』4Kデジタル修復Ultra HD Blu-ray【HDR版】。右上のジャケット写真の絵柄を投票で決める「ジャケットどれにしよっかなキャンペーン」が公式Twitterで8月19日からスタート
    (C)KADOKAWA 1979

同社は角川映画45周年記念として、『犬神家の一族』の4Kデジタル修復UHD BDを2021年12月に発売済み。今回、2026年に50周年を迎える角川映画の名作の数々をUHD BD化するプロジェクトがスタートし、ラインナップを正式発表したかたちだ。「映像、音声、特典、すべてのクオリティを追求した“究極にして最終形態”の仕様」で順次発売する。

ラインナップは以下の通り。

  • 『戦国自衛隊』
  • 『蘇える金狼』
  • 『野獣死すべし』
  • 『伊賀忍法帖』
  • 『友よ、静かに瞑れ』
  • 『化石の荒野』
  • 『汚れた英雄』
  • 『キャバレー』
  • 『麻雀放浪記』
  • 「角川映画UHDプロジェクト」のラインナップ
    (C)KADOKAWA 1979

同プロジェクトでは、撮影監督監修のグレーディングを行い、HDRグレーディングを施した16bitニューマスターを使用。Dolby Visionのマスタリングも行い、究極の画質を収録するために3層ディスク(100GB)を採用する。音声面では、劇場公開時のオリジナル音声を初収録するほか、5.1ch音源のある作品はホームシアター用にDolby Atmos化する。

さらに、オリジナル予告編はじめ、特報などもすべて4K HDR化し、過去の特典映像などのコンテンツは可能な限り収録。また、バリアフリー対応として日本語字幕を全作で収録する。

『戦国自衛隊』4Kデジタル修復UHD BD(品番:DAXA-5873)は、主演とアクション監督を務めた千葉真一氏の一周忌にあわせ、10月28日に発売。UHD BD+通常BD+特典BD+CDの計4枚組で、価格は18,480円。発売・販売はKADOKAWA。

  • 『戦国自衛隊』4Kデジタル修復Ultra HD Blu-ray【HDR版】
    (C)KADOKAWA 1979

特典として、新たに発見されたスチールやインタビューで構成した190ページ以上のA4ソフトカバー資料集「完全資料集成」や、公開から43年の時を経て発掘された劇伴の6mm音源をリマスターした劇伴CDを同梱。パッケージ初収録となる千葉真一、夏木勲(夏八木勲)両氏の自衛隊体験入隊に密着したメイキングやプロモーション映像など、110分以上の特典映像を収めている。なお、劇伴CDについては、2023年に未使用楽曲を含めた完全版をCINEMA-KANレーベルから発売予定だという。

本編はカラー/ビスタサイズで計138分。UHD BDには“2022 Remix”のDolby Atmosのほか、劇場オリジナル4chステレオ、劇場オリジナル 2chモノラルの日本語音声を収録している。通常BDの音声仕様は、日本語が劇場オリジナル4chステレオと、2.0chステレオ、2005 Remix 5.1chサラウンド。英語の吹替音声(2chモノラル)も収めている。

なお、公式Twitter(@kado_cine)では、ジャケット写真の絵柄を投票で決める「ジャケットどれにしよっかなキャンペーン」を8月19日にスタート。A〜C案の3種類の絵柄の中から好きなものを選んで投票すると、1位になった絵柄をジャケットに採用する。応募締切は8月25日23時59分。