スイスといえば『アルプスの少女ハイジ』の舞台として日本では有名で、あの大ヒットドラマ『愛の不時着』の重要シーンとしても度々登場しました。
アルプスの大自然はとても雄大で、ただ電車で通過するだけでも絶景スポットの数々に巡り会える、世界的にも有数の人気観光地です。
目に飛び込んでくる景色は何もかもが日本とは違う……はずなのに、えっ……な、何これ!?
「やったー止まったー!」と思って写真撮ったら先頭が箱根で夫婦で「え…?」ってなった思い出
※ここはスイスです。
(@pucho0522より引用)
ツイートの投稿主はフィンランド在住の「ぷちょ フィンランド(@pucho0522)」さん。
以前、パノラマの大絶景を堪能できると評判の「氷河特急」でスイスを観光していたぷちょさんでしたが、あるポイントで電車が停車し、「シャッターチャンス!」と意気込んで写真を撮ったところ、なんとその日乗っていた氷河特急の先頭車両が「箱根登山鉄道」に……!!
日本から遠く離れたスイスの地で「箱根登山鉄道」に乗っていたのか!? と混乱してしまいそうですが、一体なぜこんなことが起きたのでしょう。
実はスイスの「氷河特急」を運営する会社の1つ、レーティッシュ鉄道は「箱根登山鉄道」と姉妹提携を結んでおり、「箱根登山鉄道」が2009年に姉妹提携30周年を記念して「氷河特急」の赤と白の塗装にして走らせたところ、今度はレーティッシュ鉄道が「氷河特急」を箱根登山鉄道のロゴの塗装にしたという経緯があったようです。
氷河特急の意外な姿は多くの反響を呼び、数々のコメントも寄せられました。
「先頭の機関車が箱根登山鉄道w」
「箱根海外出張してて草」
「これは笑うw」
「箱根みたいな風景ってことかな? と思ったらガチの箱根で吹いた」
「スイスは神奈川県にあったのか。案外近所だな…」
また、ツイ主のぷちょさんは、この電車についてのもう少し詳しいお話もされていました。
スイスの氷河特急です。全長291kmを平均時速42kmで約8時間かけて走ることから世界一遅い特急列車と言われているそうです。車内でランチをしたり下車して休憩&撮影したりと楽しい列車旅でした。
(@pucho0522より引用)
ツイ主さんに聞いてみた
スイスの地で、まさかこんなに大きな「箱根登山電車」の文字を目にするとは、さぞ驚かれたと思いますが、当時の様子などについて、改めてツイ主のぷちょさんに話をお聞きしました。
ーー先頭の車両を見てのご感想を、改めてお聞かせいただけますか?
周りに日本人が私たち夫婦しかいなかったので、2人だけで笑ってしまいました。スイス旅行の序盤でこれから楽しむぞーという時に見かけた箱根だったので日本に引き戻された感じがしました(笑)。でも、親近感が湧いてなんだか嬉しかったです。
周りの旅行者は箱根登山列車を興味津々で撮影し拡大して「何語だ??」と会話をしていたので、私が「なぜか知らないけど日本語なんですよね…」と教えてあげたというエピソードもあります。
ーースイスにはご旅行で出掛けられたのでしょうか? また、氷河特急に乗られてのご感想をお聞かせいただけますでしょうか?
1週間の旅行でスイスに行きました! 約8時間の列車旅中は、標高が585mから2,033mまで時間をかけて登ったり降りたりするので耳が遠くなったりしながらも絶景を楽しめ、アトラクション感があって面白かったです。日本ではなかなか経験できないことかなと思いました。
美しい山々と川を眺めながら、スイスワインを飲んだり、スイスの絶品チーズを食べ比べしてみたり……。かなり大満足しました。
乗り心地も良く、ずーっと乗っているわけではなく撮影スポットで一旦止まり、ちょっとした休憩時間があったりとずっと楽しませてくれました。
氷河特急は少しお高めの贅沢旅でしたが、スイスの旅の思い出に乗っておいて良かったなと思っています! 箱根登山列車も見ることができましたし! (笑)
スイスと日本の鉄道の絆。遠く離れたところでもこうして繋がりを感じると、なんだかほっこりしますね♪
スイスの氷河特急です。全長291kmを平均時速42kmで約8時間かけて走ることから世界一遅い特急列車と言われているそうです。車内でランチをしたり下車して休憩&撮影したりと楽しい列車旅でした。 pic.twitter.com/BAMYnsL7LX
— ぷちょ🍲フィンランド (@pucho0522) August 9, 2022