俳優の一ノ瀬颯が、25日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『遺留捜査』(毎週木曜20:00~)第7話に出演する。

  • 一ノ瀬颯=テレビ朝日提供

上川隆也演じるマイペースで空気を読まない刑事・糸村聡が、遺留品から事件を解決していく同作。第7話では、不動産会社を営む細野茂雄が事務所で殺害される。細野は最近ある動画がSNSで拡散され炎上した話題の人物だった。実は細野が暮らす高級住宅街に、罪を犯した少年少女が更生のために通う“児童自立支援センター”の建設計画が持ち上がっており、細野は反対派の急先鋒として活動。住民説明会で激高して差別的な発言を口にした動画がSNSに出回り、批判を浴びていたのだ。糸村は細野の左手の爪だけが短く切られていることに気づき、違和感を覚える。また、着衣のポケットからは爪切りが見つかり、彼が爪切りを持ち歩いていたこと、そしてその爪切りが通常のものとは少々形状が異なることにも疑問を抱く。

一ノ瀬が演じるのは、自立支援センターの設計を手がけた気鋭の建築士・杉崎涼介。杉崎にとってセンターの建設に猛反対する細野は確かに目障りな存在だといえるが、さわやかで礼儀正しく熱意あふれる彼と殺人は結びつかない。そんな中、殺された細野には非行少年たちを憎む“悲しい理由”があったことが判明する。

一ノ瀬は2019年に『騎士竜戦隊リュウソウジャー』での主人公・コウ/リュウソウレッド役で俳優デビュー。2020年には大河ドラマ『麒麟がくる』に出演、昨年は『ドクターX~外科医・大門未知子~』第7シリーズに研修医役で新風を吹き込んだほか、スピンオフ作品『ドクターエッグス〜研修医・蟻原涼平〜』では主演も務めた。今作でも、杉崎というキャラクターを立体的に造形し、情熱、希望、苦悩、後悔など1人の青年の内側にあるさまざまな感情を浮かび上がらせる。