メルカリ総合研究所は8月16日、「2022年度フリマアプリ利用者と非利用者の消費行動」に関する意識調査の結果を発表した。調査は6月27日〜28日、20歳〜69歳の男女1,000人を対象に行われたもの。

  • 商品を購入する際に重視していることを教えてください

まず、商品購入時に重視する事について聞いたところ、2020年調査と比較して最も上昇したのは「信頼性」(+2.6%)となった。最も下落した項目は「新品であること」(-4.2%)。

一時的に必要なモノは中古品がいいと考えている人は、フリマアプリ利用者では57.6%となっている。一方で、フリマアプリ非利用者では37.2%。いずれも2020年調査と比較すると上昇している。

中古品の購入・使用に抵抗を感じるか聞いてみると、53.0%が「中古品の購入・使用に抵抗がない」と回答。過去の調査では、2020年のコロナ禍後は47.1%であり、2019年のコロナ禍前は55.5%という結果となっている。

  • 中古品の購入・使用に抵抗を感じますか?

過去2〜3年で中古品を購入する機会が増えた人は、30.2%(「とても増えた」8.9%、「やや増えた」21.3%)。2020年の調査結果(32.0%)と比較すると、やや下がっている。

中古品として購入機会が増えたモノについては、「洋服・靴・カバン」が45.7%で最も多い結果となっている。

  • 「中古品」として購入機会が増えたモノとして当てはまるものをお答えください

次に、直近1年間で、購入・消費するモノに対してこだわるようになったと思うか聞いてみると、「こだわりが強くなった」と回答したのはフリマアプリ利用者で40.6%、フリマアプリ非利用者で19.2%となった。

具体的にどのようなこだわりを持つようになったかについては、フリマアプリ利用者・非利用者ともに「価格」「品質」「機能」がトップに。利用者・非利用者とで特に差が見られたのは、「リセールバリュー」「デザイン」「ブランドイメージ」であった。

  • 具体的にどのようなことにこだわりを持つようになりましたか?

直近1年間でこだわりを持って購入・消費するようになったモノについては、フリマアプリ利用者では「ファッション」「精肉、肉加工品」「青果」の順に多数となっている。

  • 直近1年間でこだわりを持って購入・消費するようになったモノとして当てはまるものをお答えください

続いて、1年前と比べて物価が上昇していると感じるか質問をしたところ、86.3%が「感じる」(59.4%)、「やや感じる」(26.9%)と回答。節約意識は、46.2% が「高まっている」、39.7%が「やや高まっている」と答えている。

節約のために行っている事について聞いてみると、「クーポン・ポイント利用」(74.5%)が最多に。また、フリマアプリ利用者と非利用者の間で最も差が見られたのは「新品ではなく中古品を購入する」(利用者30.4%、非利用者9.3%)で21.1%の開きとなっている。

  • 節約意識の高まりに伴い、具体的に行っている節約に関する行動として当てはまるものをお答えください