この夏上映の映画は話題作が目白押しですが、みなさんは何か観に行かれましたか?

映画を観る際はまず、インターネットで上映している映画館を調べ、座席の予約やチケット購入もネットで済ませてから現地へ行く、というのが主流かと思います。しかし、これは実は比較的新しいスタイル。

現在ツイッターでは、映画館にまつわるこんなお話が注目を浴びています。

今の10代20代にはおおよそ信じられないことかもしれませんが
 
私が中高生の時、友達と映画に行くとなると、その上映館と時間は新聞で調べて行ったんですよ
(@mochin22より引用)

こう語ったのはツイッターユーザーの「もてぃこ(@mochin22)」さん。

現在40代だというもてぃこさんは、「今の10代20代にはおおよそ信じられないことかもしれませんが」と前置きした上で、中学〜高校時代の話として「友達と映画に行くとなると、その上映館と時間は新聞で調べて行ったんですよ」と回想しました。

当時を知る人からすれば普通の話かもしれませんが、すべてオンラインで完結できる今の時代からすれば、確かにちょっと信じがたい話かもしれません。

このツイートに若者たちは驚き、また大人たちは大いに懐かしんだようで、ツイートはすでに1万件のリツイート、8.8万のいいねを獲得(8月17日時点)。多数のコメントも寄せられました。

「わああ! 昔は一度映画館に入ったら何回も見れたので2回観てたの思い出しました! 3本立てとか 立ち見とか そんな時代もあったなぁ」

「懐かしい 座席指定もなかったような…いまはスマホで席の予約も事前決済もできますものね」

「私が中高生の時、封切り上映期間が終わっても上映する二番館と呼ばれる映画館があちこちにあり、そのあともまだ上映を続ける三番館がそこかしこにあったのです。ビデオやBDが存在しないから、そういうところで繰り返し見たんです」

「そうでした! あとは映画館に行って、上映時間を確認して、それまで時間つぶす、とか普通でしたよね」

「しらべた!! しらべてた!! そーだったねぇ懐かしい! しかも並んだよね? 人気作品は前の上映回から並ばないと座れなかったから!」

「当時は新聞が立派な情報周知の媒体でしたね。お金を出すと新聞のお知らせコーナーにメッセージが掲載できました。人探しから、誕生日のお祝いや、様々なお知らせが可能でした」

「映画館まで遠い田舎町だったので、それにプラスしてバスの時刻表を確認し、電車の時刻表をめくり、全行程紙ベースで調べてたなぁ・・・しみじみ」

「昔は入れ替え制もなく、しかも2本立て上映もあったので、時間調べずに適当に映画館に入って、途中からでも見て、終わってもずっと居座っておいて、ぐるっと回って自分が見始めたシーンに来たら帰ってたです。」

また、ツイ主のもてぃこさんは補足としてこんな投稿もされていました。

スマホはおろか
i-modeもなく
まだPCも家庭にそこまで普及してないWindows98が生まれる前のお話…
(@mochin22より引用)

そんなことを息子の夏休みの約束を見ながら思いました
(@mochin22より引用)

ツイ主さんに聞いてみた

今となっては随分昔の時代の話に聞こえますが、実はそこまで大昔の話でもないそうで……ということで、ツイ主のもてぃこさんにいつ頃の話だったのか、改めてお聞きしてみました。

ーーもし差し支え無ければ、何年前くらいの事なのか教えていただけますか?

25〜26年程前のことですね。地方での経験なので、リプを見ると同じ時代でも違いがあるみたいで面白かったです。

ーー昭和ではなく、平成だったんですね。今回のツイートが大きな反響を生んでいますが、何かご感想などはございますか?

意外と同世代やその上の方々の反応が多かったので、まずTwitterの利用者の年齢層高いな! と思いました(笑)

あと、私はこの後のツリーにつなげた通り、子供との会話の中ですっかり忘れていたのに急に思い出した事だったのですが、そういう方がたくさんいらっしゃって、情報化社会、と言われるようになってからそれにすっかり慣れるほど年月が経ったのだな、と思いました。

記憶の掘り起こしがたくさんの人に起こったことが、反響の多さにつながったのかと思います。


今はネットで予約や購入ができる便利になりましたが、当時は2回目の上映もそのまま座っていれば観れたり、3本立てがあったりなど、便利さとは違う楽しさがあったんですね♪