ソニーは8月17日より、プロ用途向け5Gスマートフォン「Xperia PRO」「Xperia PRO-I」にソフトウェアアップデートの提供を順次開始した。このアップデートにより、両機種をデジタルカメラの外部モニターとして利用する際の機能が強化される。
新たに利用できるようになるのは以下のような機能。
ライブ配信機能
YouTubeなどでのストリーミング配信を行う際、カメラの撮影クオリティでXperiaスマートフォンの通信を介したライブストリーミングが行える機能。
波形モニター機能
「Xperia PRO」「Xperia PRO-I」をデジタルカメラの外部モニターとして利用する際に、波形モニターとして輝度の確認(白トビ・黒ツブレなど)やRGB各チャンネルのバランス確認が行える。
フォルスカラー機能
適正でない露出で白トビ・黒ツブレや輝度の偏りなどが発生している箇所を画面上で確認できるフォルスカラー機能も利用可能になる。
Alpha Camera Control機能
「Xperia PRO」では、接続した「α」シリーズデジタルカメラのコントロールをスマホ側から行う機能が追加される。動画の録画開始/停止が行えるほか、録画状態/シャッタースピード/F値/ホワイトバランス/ISO/EV値などのカメラ側のステータスをXperiaの画面で確認できる。
なお、「Xperia PRO」はHDMI入力端子を装備しているため、HDMI対応カメラに接続すれば外部モニター機能を利用できるが、Alpha Camera Control機能を利用するにはUSBケーブルで「Xperia PRO」とカメラを接続することが必要。「Xperia PRO-I」はHDMI入力端子を装備しておらずUSBのみでの接続となるため、カメラがUVC(USB Video Class)に対応している必要がある。