ヤフーは8月17日、同社が提供する地図アプリ「Yahoo! MAP」において、渋谷駅の構内や駅周辺の商業施設内の屋内ルート検索機能を拡張し、商業施設内の屋内地図にも対応した。
渋谷駅周辺は現在再開発が進んでおり、駅周辺・駅構内ともに複雑な構造となっているため、国内でも有数の迷いやすい駅として知られる。「Yahoo! MAP」ではこれまで、このエリアでは屋外を通るルートのみを案内していたが、駅構内など屋内の移動も考慮し、エスカレーターなどの上下移動にも対応したルート案内の提供を開始した。
対応するエリアは以下のとおり。各路線の渋谷駅構内と周辺の商業施設が含まれる。
対応エリア
- JR渋谷駅
- 京王電鉄渋谷駅
- 東急電鉄渋谷駅(田園都市線・東京メトロ半蔵門線、東横線・東京メトロ副都心線)
- 渋谷ストリーム
- 渋谷ヒカリエ
- 渋谷マークシティ
- 東急プラザ渋谷(渋谷フクラス内)
- MIYASHITA PARK(商業施設RAYARD MIYASHITA PARKのみ対応)
屋内地図が利用できる駅構内・施設内では、地図左下にフロア切り替えボタンが表示され、確認したいフロアをタップして地図を拡大すると、施設内のテナント名が店舗ごとに表示されるほか、改札や出入口、公衆トイレ、エレベーター、ATM、コインロッカーといった情報も掲載される。
「Yahoo! MAP」では以前より、「東京駅」「新宿駅」「大阪駅」で屋内のルート検索機能を提供しており、「ららぽーとTOKYO-BAY」で屋内地図機能を導入している。駅とその周辺施設を含めた範囲でこれらの機能を導入するのは今回の渋谷駅および同駅周辺がはじめて。