俳優の東山紀之が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『刑事7人』(毎週水曜21:00~)第6話がきょう17日に放送される。
第6話では、新専従捜査班に新風を吹き込んでいるZ世代の新メンバー・坂下路敏(ろびん/小瀧望)にピンチが訪れる。警視庁・首席監察官室に呼び出された新専従捜査班班長・片桐正敏(吉田鋼太郎)は、驚くべき事実を聞かされる。それは、ある傷害致死容疑で路敏が逮捕した男には犯行当日の揺るぎないアリバイがあり、しかも男は路敏に自白を強要されたと告白しているという内容だった。自白の強要は憲法違反であり、冤罪での誤認逮捕となるとマスコミも黙ってはいない。首席監察官は片桐に、路敏のクビを差し出すか新専従捜査班の解散の2択を迫る。
一方の路敏は、片桐の勤務態度やリーダーとしての資質、部下の扱いなどに対して不信感を募らせていた。脚光を浴びている文部科学大臣の言動を引き合いに出し、片桐を非難する路敏の姿を天樹悠(東山)は無言で静かに見つめる。片桐は新専従捜査班メンバーに内緒で単独捜査を行い、路敏の疑惑を晴らそうと街を奔走。理由を知らない路敏は、解決したはずの事件の再捜査に「馬鹿にしている」と激怒する。果たして路敏は本当に自白の強要と誤認逮捕を犯したのか。その背景には、国家も揺るがす“見えない力”が働いていた。
毎回物語の中心で台風の目となっている路敏は、東大卒のキャリア組のエリートで、捜査は効率を優先するあまり足を使うタイプの刑事がそろった新専従捜査班メンバーともなにかと衝突を繰り返している。しかしそのたびに刑事として大事なことを学ぶ姿も。第6話でも、プライドが傷つき思わず感情を爆発させて部屋を飛び出していくが、その後、先輩である青山新(塚本高史)を相手に正直な気持ちを吐露する。
路敏解雇される危機の行く末を担うのは、自白強要だと語る男のアリバイを証言した小料理屋女将・藤島夕美と、背景でうごめく文部科学省の桑井茂。それぞれを雛形あきこ、駿河太郎が演じる。