至福の時間を与えてくれるハーゲンダッツのアイス。そんなハーゲンダッツの味に似ていると、ファミリーマートで販売されているアイスがSNSで話題になっています。わずか108円のファミマ「クッキー&クリームバー」とハーゲンダッツの「クッキー&クリーム」は、実際に似ているのでしょうか?それぞれを食べ比べてみました。
それぞれのアイスの特徴は?
まずは、似ていると言われている2つのアイスの特徴や乳成分、原材料、カロリーを見ていきましょう。
ファミリーマート「コクを味わうクッキー&クリームバー」
北海道産生クリームを使用したアイスクリームに、しっとりほろ苦いココアクッキーを混ぜ込んだというバータイプのアイス。2021年11月16日に発売されたファミマのPB商品で、全国のファミマで展開されています。
乳成分は、無脂乳固形分7.0%、乳脂肪分8.0%、植物性脂肪分(クッキー由来)1.5%、卵脂肪分0.4%。原材料は乳製品、砂糖、ココアクッキー、加糖卵黄などが含まれています。
カロリーは1本(90ml)あたり132kcalです。
ハーゲンダッツ「クッキー&クリーム」
濃厚なバニラアイスクリームの中に、2種類のココアとカカオマスを配合したほろ苦く香ばしいチョコレートクッキーが入り、チョコレートの風味豊かなクッキーと、クリーミーなバニラアイスクリームの組み合わせを堪能できます。
乳成分は、無脂乳固形分9.0%、乳脂肪分14.0%、卵脂肪分0.8%といずれも「クッキー&クリームバー」よりも高く、原材料はクリーム、脱脂粉乳、砂糖、チョコレートクッキー、卵黄など同様なものが使われ、「クッキー&クリーム」にはバニラ香料が含まれています。
カロリーは1個(110ml)あたり247kcalです。
乳成分の高さやなんと言っても価格の違いがありますが、「クッキー&クリームバー」は高級ブランドのハーゲンダッツと実際に似ているのでしょうか?
味や見た目は? 比較してみた
2つのアイスを並べてみると、白地に黒の斑点とそっくりな見た目をしていました。若干ではありますが、ハーゲンダッツの方が黄味がかっているのがわかります。
匂いを確めてみると、ファミマの方は匂いを感じず、ハーゲンダッツはバニラのような甘い香りがしました。また、溶けるスピードも差があり、ファミマの方が数分で溶け始めるので、口溶けや滑らかさにも違いがありそうです。早速ファミマの「クッキー&クリームバー」から食べてみたいと思います。
「クッキー&クリームバー」の味は?
一口食べてみると、108円とは思えないほどのミルク感を味わえます。アイスの中にはゴロゴロと大粒のココアクッキーがたくさん入っているので、場所によって苦味の変化を楽しめます。なめらかな口当たりでとろみがあるのに後味はさっぱりとしていて、一度に何個でも食べれてしまいそうなすっきりとした味わいでした。
「クッキー&クリーム」の味は?
ファミマのアイスと同じタイミングで冷凍庫から出したのですが、ハーゲンダッツの方が固い印象でした。スプーンですくってみるとずっしりとして、口の中に入るとじんわりとアイスが溶けていきます。ミルクのコクと旨味は濃厚で、バニラの香りが漂い高級感を感じます。チョコレートクッキーはファミマのものよりは細かいですが、濃厚なバニラアイスと混ざり合い、絶妙なハーモニーを奏でます。
両方のアイスを食べてみて、確かに味わいは似ていると感じました。ファミマの方は後味がすっきりとしていて、ハーゲンダッツはより濃厚さとコクを味わえるクッキー&クリームを堪能することができます。どちらのアイスもクッキー&クリーム好きには堪らないアイスとなっているので、この夏に両方の味わいを試してみるのも良いかもしれません。ファミマの「クッキー&クリームバー」は全国展開ではありますが、扱っていない店舗もあるので、もし見つけたら是非試してみてくださいね。