プラスチック製の部品を組みたてて作るプラモデル。ロボットや飛行機、戦艦、車などあらゆる種類が存在しますが、この度Twitter上に新しいプラモデルが誕生しました。
それが、よしけいさん(@yosikei1210)のこちらの作品です!
ついにできたぞ…
バランのプラモデル!!!!!
先端までシャッキシャキのモールドで完全再現!!!
(@yosikei1210より引用)
こ、これは、お弁当などによく使われているプラスチック製の仕切り、「バラン」ですね。ん? プラスチック製? そう、バランは元々プラスチック製……。
ということで、リプライ欄には「そうきたかッ!(大爆笑)」「発想力はんぱねえwww」「いや、元からプラだからww」「そもそも本物もプラスチックって事は、えっと、あの、何でも無いです」「ホンモノ使えばいいじゃん、ってのは禁句だなあ(遠い目」「なんという無駄技術(誉め言葉)」「馬ッ鹿でーwww (全力で誉めてるンですよ?)」と、ツッコみの嵐。
あえて作られたプラモデルのバランに、「ワロタ(笑)」「要らんけど欲しいw」「食洗機で洗えますか?」「あはは なにに使うのかな(・・?」という声も。これには、「面白い! これなら洗って毎日お弁当に入れられそう」といったコメントも見受けられ、丈夫で再利用可能なバランに、わずかに需要の声が寄せられていました(笑)。
さて、どうしてこのような作品を作ることにしたのか、ツイ主のよしけいさんにインタビューしてみました。
ツイ主さんに聞いてみた
―― こちらの作品を作ろうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?
ものづくりは日々のルーティーンなので、何か大きな理由があったわけではありません。元々コミケに合わせて新作を用意したいなと考えていたんです。ただちょうどサラリーマン稼業の方が忙しくなってしまい、時間も無かったので「作るものリスト」の中から手頃なやつを探しました。そのうちの一つがこのバランのプラモデルでした。
―― 作品を作る上でのこだわりや苦労したポイントを教えてください!
苦労は、、、あまり無いですね……。本物のプラモデルのように、インジェクションではないですし。あとデータ作成や材料選び、機械の操作等はもう何年もやってるので……。昔は色々思ったように作れなくてやきもきしましたが、最近は少しずつ勘所が分かってきました。
こだわりというわけじゃないんですが、バランの上の尖った部分ですね……。ディテールを取って尖らせるか、安全を取って丸めるか迷いました。最終的に「丸めたものはイマイチバランっぽくない」ということで現在の形状を採用しました。本物と違って硬いプラスチックなので尖っていて危ないです。なのでこれは対象年齢15歳以上になってしまいました。正直、丸くした方がいいかも……と今でも迷っています……(笑)
―― 大きな反響がございますが、率直な感想をお聞かせください。
みんな楽しんでくれてて嬉しいな~~~~~~~
もっと良いもの作りたいぜ~~~~~~
って気持ちです。
あとちょくちょくメディアさんに取り上げていただくんですが、今回はこれか~~~~~~~~~~~~という意外な気分でもあります(笑)。
多くの人を笑わせてくれたバランのプラモデル。需要の有無はさておき、人々に笑顔を届けたのだから決して無駄なんかではありませんね。
ついにできたぞ…
— よしけい:(土)東H 16a (@yosikei1210) August 7, 2022
バランのプラモデル!!!!!
先端までシャッキシャキのモールドで完全再現!!! pic.twitter.com/bT2DFxYdxz