フックアップは、ダイオード・ブリッジ・コンプレッサーを搭載した西Heritage Audioのチャンネルストリップ「BritStrip」を発表した。発売は2022年8月19日を予定しており、市場想定価格は352,000円となる模様。
「BritStrip」は、名称の通りブリティッシュスタイルのチャンネルストリップ。73スタイルのマイクプリ、機能拡張された73スタイルのEQ、ディスクリート/クラスA回路により構成されたDI、ステレオ・バス・コンプレッサー「Successor」で採用されたダイオード・ブリッジ・コンプレッサーを1Uラックマウントサイズに収めている。
既発のHeritage Audio製品で構成するならば、「73JR」と「73EQJR」、モノラルチャンネル分の「Successor」をチェインすることになるのを、BritStripならば1台で実現する。DI入力はマイクプリアンプの前に配置。EQセクションはコンプレッサーセクションの前、または後ろへの配置を選択可能となっている。
主な仕様は以下の通り。
- 最大入力レベル:+22dBu以上
- 最大出力レベル:+25.5dBu以上 @負荷600Ω
- マイク入力 EIN(入力換算雑音):-125dBu未満 @60dB
- マイク入力インピーダンス:300Ω/1200Ω(スイッチによる切り替え)
- DI入力インピーダンス:2MΩ以上
- ライン入力インピーダンス:10kΩ、トランスフォーマーバランスド、フローティング
- 全高調波歪み率(50Hz-20kHz):“DYNAMICS IN”スイッチがオフ、0.07% @20dBu
- 周波数特性:15Hz-30kHz(±0.5dB)
- 出力インピーダンス:75Ω未満、トランスフォーマーバランスド、フローティング、クラスAドライブ
- 最大出力:26dBu以上 @600Ω
サイズは前述の通り、19インチ/1U ラックマウントサイズ。本体のほか、専用パワーサプライ(PSE認証済)付属する。