日本エイサーは8月某日、都内でメディア向けの発表会を開催し、すでにグローバルでは発表済みのサステナブル素材活用ノートPC「Aspire Vero」シリーズのお披露目を行いました。発表会には日本法人代表取締役社長のボブ・セン氏が登壇して製品を紹介し、環境負荷低減への取り組みについて説明。さらに2名のゲストが登壇し、現在地球が直面している環境問題や日本の海についてプレゼンテーションを実施しました。
今回この発表会に参加してきたので、内容をダイジェストでお届け。会場には製品の実機も展示されており、プラスチック製のノートPCとしてはかなり珍しい未塗装のボディを眺めることができました。
前例のないノートPC作りになった
まず社長であるボブ・セン氏が先陣を切って登壇。新製品の紹介に加え、Acerの環境保護へのコミットメントについてプレゼンテーションを行いました。内容についてまとめると、Acerではグローバルでの達成目標として明確な数字を設定済み。他の企業に先駆けて「サステナビリティレポート」の公開を行っており、サプライチェーン全体でのカーボンフットプリント削減に取り組んでいると話します。
加えて、今回発表の「Vero」シリーズについても紹介が行われました。なんと言ってもポイントはPCR(Post Consumer Recycled)素材をボディに30%、キーキャップには50%利用しているところ。さらにボディは無塗装で、梱包素材にはリサイクル紙を80%、リサイクルプラスチックを100%採用して水性塗料での印刷を行っています。ちなみに、AcerはCSRのページで取り組みについての詳細な情報を多数公開しています。
日本エイサー社長に加え、ゲストとして日本初の無料給水プラットフォーム「mymizu」共同創設者であるルイス ロビン敬(たかし)氏と、プロのSUPレーサーでオーシャンアスリートの金子ケニー氏が登壇。海洋プラスチックごみの現状について、それぞれの視点から話されました。
実機もチェック。破砕プラスチックがゴロゴロ見える
最後に、会場に展示されていた実機についてもご紹介。やはりひと目見てPCR素材の採用がはっきりわかる外観で、ビジネスシーンに持ち出せば話題になること間違いなし。無塗装無垢仕様のボディは破砕されたプラスチックがゴロゴロ入っており、いかにもサステナブルな雰囲気に仕上げられています。
🌱Aspire Vero🌱💻
— 日本エイサー (Acer Japan)@Acer Veroとともにサステナブルな未来へ🌱 (@AcerJapan) August 3, 2022
Acer Veroとともに、サステナブルな未来へ。
筐体の30%に再生プラスチックを使用した製品2機種8/19(金)発売予定です!担当Mhttps://t.co/S1zCG05bTx pic.twitter.com/J3xq0sRQ1n