この夏、子どもを連れて数年ぶりの帰省を予定している人も多いかもしれません。しかし普段小さい子どもが生活していない家は、子どもにとって思わぬ危険が潜んでいることも。東京都消費生活行政(@tocho_shouhi)の注意喚起より、実際にあったヒヤリハット事例をご紹介します。

  • ※画像はイメージです。

夏に使用する製品による事例

・扇風機にカバーがつけられていなかったので、隙間から指を入れそうになったが、気がついてとめたため大事には至らなかった。(2歳・女児)

・自宅では子どもの手の届かないところでコンセント式の虫よけを使っているが、帰省時はリビングの床に蚊取り線香がおいてあり、指をやけどした。(2歳・男児)

生活習慣の違いによる事例

・浴槽に水を張った状態で浴室のドアが開いていた。間違って落ちたら溺れてしまうので怖かった。(2歳・女児)

・家にはない仏壇の線香の火を触りそうになったり、近くに置いてあったライターを手に取ったりした。(1歳・男児)

事故を防ぐポイント

・子どもには危険な製品や行為を伝える。

・子どもにとって、安全な環境を作るように、帰省先などに事前にお願いをする。

例)
滞在中は、子どもの発育段階に合わせて危険なものを片づけたり、移動させたりしてもらう。
扇風機の中に手が入らないよう対策をお願いする。
子どもだけで浴室に入らないように扉を必ず閉めてもらい、可能であれば使用後の浴槽の水は抜いてもらう。


好奇心旺盛な子どもは、危険であっても見慣れない製品や場所に興味を持ってしまうもの。楽しい帰省で事故やケガのないよう、事前にしっかりと対策しましょう。