ダイニチ工業は8月8日、家庭用石油ファンヒーターの2022年度モデル(26機種)を発売した。価格はオープン、推定市場価格は27,280円~84,480円(なお、メーカー希望小売価格が設定されているモデルもある)。

2022年度モデルは、正面と側面で色が異なるツートンカラーのSGXタイプとGRタイプをはじめとするFWシリーズ、大きなスペースを1台でしっかりあたためるFZシリーズを用意する。

  • FW-3722SGX(木造10畳・コンクリート13畳)

  • ロイヤルブラウン

  • ストーンブラック

  • プレミアムマットホワイト

SGXタイプとGRタイプはともに、灯油タンクのキャップが自立して床に置かずにすむ「ワンタッチ汚れんキャップEX」を採用。灯油タンクと保持ユニットが一体化しているため、給油がしやすい。

  • 使い勝手のよい灯油タンク

灯油タンクの容量は9Lと大きく、給油回数が少なくてすむ。また、臭いの原因となる燃え残ったガスが少なく、消化時の臭いを約40%低減したという。運転モードには、室温の変化にあわせて灯油の燃焼量をコントロールする「ecoおまかせモードプラス」を備える。

適用畳数は、SGXタイプとGRタイプとも10畳、12畳、15畳の3モデルを用意。SGXタイプは3枚の動くフラップを持ち、燃焼量に応じて自動で温風の向きを最適に調節するほか、人の動きをみる「省エネセンサー」を搭載する点がGRタイプと異なる。

ダイニチ工業社によると、2021年度の家庭用石油ファンヒーター市場は前年比91.1%と前年割れだったが、高付加価値モデルは堅調に推移。購入者へのアンケート結果では、高付加価値モデルを購入した理由として「タンク容量が良い」「着火が早い」「デザインが良い」の3点が挙がった。なかでも、在宅時間が長くなったことによって、家電のデザインに対する注目度が高い状況が続くとみている。