ハイアールジャパンセールスは8月8日、「2022年版・家庭の冷凍冷蔵庫・冷凍庫(冷凍室)の使用状況に関する意識調査」の結果を発表。2018年に実施した同調査と比較し、コロナ禍を経て変化した家庭の冷凍事情に関する最新の実態について紹介している。
この調査は、2022年7月15日~18日に、全国20代~50代の子どもと同居する男女400名を対象に実施したもの。
家庭で使用している冷凍室の中はいっぱいだと感じるか聞くと、全体の76.8%が「いっぱいだと感じる」「ややいっぱいだと感じる」と回答。2018年調査時の68.1%から8.7ポイント増加しており、コロナ禍以前に比べていっぱいの冷凍庫に悩む家庭が増えている。
また、冷凍室がいっぱいになる理由については、2018年の1位が「食材の保存」(46.7%)であったのに対し、2022年は「冷凍食品の購入量が増えた」(53.7%)が1位。コロナ禍による内食需要の増加の影響が伺える。
「冷凍庫(冷凍室)がいっぱいだと感じる」と回答した家庭に冷凍室がいっぱいになる時期について聞くと、「1年中」という回答が全体の半数以上となる66.1%に。2018年の調査時の「1年中」が54.4%から11.7ポイント増加し、家庭の冷凍スペースがひっ迫していることがわかる。
冷凍室を最も多く占めるものの内訳は、1位「冷凍食材(魚、肉)」(35.8%)、2位「冷凍食品」(31.0%)と上位2つで66.8%を占めた。2018年の調査結果である1位「冷凍食材(魚、肉)」(32.8%)、2位「冷凍食品」(31.3%)と比べて「冷凍食材 (魚、肉)」は3ポイント増加している。
直近数年の冷凍食品の購入頻度について聞くと、半数以上(51.5%)が「増えた」と回答。 2018年調査時の41.0%から10.5ポイントも増加しており、コロナ禍を経て食生活にも大きな変化が生まれているようだ。
また、89.3%が冷凍食品を「買いだめする」と答え、71.0%は「4日分以上買いだめする」と回答。2018年調査時には「買いだめする」が80.5%、「4日分以上買いだめする」が60.8%だったため、いずれもこの3年で大幅に増加している。
冷凍庫(冷凍室)がいっぱいだと感じると回答した家庭に対して、家庭の冷凍スペースについて聞くと、約9割にのぼる88.9%が「今以上の冷凍スペースが必要」と回答。さらに、家庭の冷蔵庫・冷凍庫(冷凍室)への不満を聞くと、6割以上(64.8%)が「冷凍室の容量が少ない」と回答し、2位や3位に大きな差をつけて1位となった。