auは8月9日より、「Galaxy A21 シンプル SCV49」と「Google Pixel 6」にソフトウェアアップデートの配信を開始した。auは6月30日を最後としてしばらく新規の製品アップデート配信を行っておらず、この「Galaxy A21 シンプル SCV49」「Google Pixel 6」のアップデートが40日ぶりの製品アップデートとなる。
auの製品アップデートがこれほどの長期にわたって間隔が開くことは異例。因果関係は不明だが、この間の7月2日にauでは大規模な通信障害が発生しており、その影響も推測される。もしアップデートの停滞が通信障害の影響によるものだとすれば、製品アップデートが再開されたことは通信障害の後処理がひと段落したあらわれとも考えられる。
「Galaxy A21 シンプル SCV49」のアップデート内容はセキュリティ機能の改善。Androidセキュリティパッチを適用し、セキュリティパッチレベルが2022年7月となる。セキュリティアップデートの細かい内容は「Androidのセキュリティに関する公開情報 - 2022年7月」を参照のこと。このほか、製品をより快適に利用できるようにするための改善も含まれる。
アップデートファイルのサイズは、Wi-Fi/4G利用の場合で約180MB、パソコンと接続して更新する場合は約3.8GB。更新時間はWi-Fi/4G利用の場合で約15分、パソコン利用の場合で約40分。アップデート後のソフトウェアバージョン(ビルド番号)は「RP1A.200720.012.SCV49KDU1BVG2」となる。
「Google Pixel 6」のアップデートは、先にGoogleからアナウンスされている「Pixel」シリーズのアップデートと同じもの。アップデート内容はセキュリティパッチレベルを2022年7月とするセキュリティ機能の改善で、アップデートファイルは約20MB、更新時間は約55分。更新後のソフトウェアバージョン(ビルド番号)は、「Pixel 6」グローバル版の「SQ3A.220705.004」となる。