旭化成ホームプロダクツは8月8日、食卓の「品数」に関する実態調査の結果を発表した。調査は5月、15歳以下の子どもを持つ家庭で、かつ週1回以上料理をする20代~60代の男女800名を対象にインターネットで行われた。
理想の食卓の品数を聞いたところ、「3品」(48.5%)や「4品」(29.8%)などが多く、9割超が「3品以上(主菜1品と副菜2品の合計)」を理想としていることが明らかに。一方で、食卓で実際に用意している品数は、主菜含め「2品」(39.8%)や「1品」(36.1%)が多く、「3品」用意している人は9.5%と、理想とする「3品以上」を用意している人は1割程度にとどまった。
次に、貯金と品数の満足度の相関関係を調査したところ、計画的に貯金できていない人は「品数に満足している」のが56.3%であったのに対し、計画的に貯金できている人は85.0%が「品数に満足している」と回答。約30ptの差がみられ、計画通りに貯金できている人ほど、品数の満足度が高い傾向にあることがわかった。
続いて、主菜以外の副菜の用意の仕方について聞くと、「当日手作りする」(50.6%)が最も多く半数を占めたものの、約3割の人が「作り置き」(28.8%)をしていることが明らかに。副菜を作り置きするメリットについて聞くと、「平日の時間短縮」(75.2%)、「品数が増える」(60.6%)、「節約」(36.3%)が上位に。
また、副菜を用意している人の貯金状況を調べたところ、「事前に、作り置きする」人は「計画通りに貯金できていない」と回答した人が15.8%と、その他の用意の仕方を選択した人に比べて最も低い結果に。一方で、「当日、手作りする」人は、「計画通りに貯金できていない」が26.9%と最も高くなるなど、「事前に、作り置きする」人は、計画通りに貯金できている傾向が見てとれた。
最後に、作り置きしてみたい副菜を聞いたところ、1位「煮物」(53.8%)、2位「和え物」(38.7%)、3位「蒸し物」(38.2%)となった。