パナソニックは8月5日、「2022年 夏の睡眠時のエアコン利用に関する調査」の結果を発表した。調査は7月22日〜28日、20代〜60代の男女551人を対象に行われたもの。
まず、今夏において暑さで寝苦しいことはあるか聞いたところ、14%が「頻繁にある」、56%が「時々ある」と回答。合わせて70%が寝苦しさを感じている事が分かった。
睡眠全体への満足度についても、「全く満足していない」(15%)、「あまり満足していない」(39%)が合計で54%という結果に。
その理由については、「暑さ」が70%でトップとなり、次いで「湿気」(51%)、「ストレス」(31%)、「寝具との相性」(16%)が続いた。昨年の調査結果も見ると、暑さ・湿気に睡眠を妨げられている人が約3割上昇している事が分かる。
睡眠時のエアコンの使用状況について尋ねてみると、38%が「一晩中つけっぱなし」、30%が「タイマー使用」と回答しているが、「使用していない」という人も25%いる事が分かった。
ちなみに、パナソニックエオリアユーザーデータからは、夜中に30℃を超えるような熱帯夜の日においては深夜2時〜5時の間にエアコン操作を行っているユーザーが65%にものぼることも分かっている。
同社では、熱帯夜に快眠できる方法も解説。エアコンにおいては「寝室に入る30分前にON、上に向けて風をあてておく」「タイマーは設定せず、設定温度は26℃〜28℃に」「湿度は60%以下」「扇風機との併用」といったことを推奨している。
さらに、「寝る1時間前までにバスタブで入浴、温度は夏でも38℃〜40℃」「リビングや浴室の照度は控えめに」「パジャマはゆったりとした長袖・長ズボン」「在宅勤務の人は『入眠儀式』を意識」といったエアコン以外の対策方法も紹介。