俳優の岩松了と女優の村川絵梨が、15日に放送されるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『魔法のリノベ』(毎週月曜22:00~)第5話に出演することが明らかになった。

  • 村川絵梨(左)、岩松了=カンテレ提供

星崎真紀氏による同名漫画を映像化する同作。大手リフォーム会社で営業成績抜群のエースだったが、ワケあって男だらけの福山家が営む「まるふく工務店」に転職してきた主人公・真行寺小梅(波瑠)と、工務店の長男で、営業成績0点のバツ2シングルファザー・福山玄之介(間宮祥太朗)がバディを組み、住宅リノベ提案という“魔法”で依頼人の悩みや問題をスカッと解決していく。

岩松が演じるのは、妻に先立たれ、閑静な住宅街で1人暮らしをしている鎌田武彦・70才。元体育教師ゆえに体力に絶対の自信を持ち、つい先日も2階の窓から侵入してきた泥棒と鉢合わせたが気合で撃退。その武勇伝を得意げに語るほどエネルギッシュだ。しかし、それがきっかけで自宅が“狙われやすい家”だと警察に指摘され、防犯リフォームを依頼する。村川が演じるのは、武彦の一人娘・多田深雪。結婚して茨城に嫁いだが、高齢で1人暮らしをしている父親が心配で、近いうちに実家を売り茨城で一緒に暮らそうと武彦を説得中だった。そのため、自分の知らぬところで高額リフォームを提案した小梅と玄之介を悪徳業者呼ばわりし、決まっていた契約のクーリングオフを申し出る。

第5話でも、食い違う家族の意見に翻弄される小梅と玄之介。一方で今回は、これまで数々の依頼を成立させてきた小梅に刺激を受けた玄之介が、資格取得を目指して勉強を始めるなど営業として成長する姿も描かれる。そんな玄之介の姿を感慨深く見つめる小梅の心にも変化が。そんな2人は対立する父と娘、どちらも納得する答えを見出し、親子の関係を修復することができるのか。

岩松と村川のコメントは以下の通り。

■岩松了(鎌田武彦 役)

――台本や原作を読んだ際の感想をお願いします。

今まさに自宅の台所のリフォームを始めようとしているので、打ち合わせ(女房が1人でやった)に立ち合っていれば、こんな感じだったのかな、と思いました。同じようにリフォームのことを考えている人はいっぱいいると思うので、興味持ってもらえるだろうなと。

――岩松さんは、演じる鎌田武彦をどういう人物ととらえていますか?

1人で気楽なのと、1人で寂しいのと、その中間で生きている人だと思いました。

――今回、テーマになったのは、防犯ですが、ご自身が住まいに関して譲れないポイントはありますか?

実際はそうじゃないのですが、トイレが広いのが理想です。あと、天井が高いのも理想です。

――撮影はいかがでしたか?

娘役の村川さんとは、彼女がNHKの朝ドラをやっていたころに知り合って久しぶりだったので「まさか親子をやるとは!」と言い合ってうれしい再会でした。波瑠さんも間宮さんも初対面で初共演でしたが、2人とも初々しくていいなと思いました。ご近所さん役で共演する中田喜子さんに(初日に雨で中田さんの出番がずれたりしたので)最終日に「中田さん、雨女になるとこでしたね」と言ったら、中田さんが「波瑠さんは岩松さんが雨男じゃないですかねと言っていました」と言われました……。

――第5話のみどころ、視聴者へのメッセージをお願いします!

老境に入った1人暮らしの男の呑気と悲哀を感じていただければ幸いです。

■村川絵梨(多田深雪 役)

――台本や原作を読んだ際の感想をお願いします。

引っ越しをしなくても人生変わるし、豊かになるんだと改めてリノベの素晴らしさを感じました。この回は、親子の関係もリノベされていくのですが、お父さんの抱えている悩みにとってもキュンとしました。

――村川さんは、演じる多田深雪をどういう人物ととらえていますか?

お父さんが大好きで心配で仕方がない娘。ついつい言い方はキツくなってしまいますが、よい関係で育ってきたんだなと感じました。喧嘩するほど仲がいいというやつですねっ。

――今回、テーマになったのは、防犯ですが、ご自身が住まいに関して譲れないポイントはありますか?

1人暮らしを始めてから、オートロックとゴミの処理は気にしてきました。あとはとにかく陽当たり、大事。

――撮影はいかがでしたか?

岩松さんとはお久しぶりで、親子出来るのかぁと撮影前からワクワクしていました。現場でのかけ合いも楽しくて、喧嘩しなきゃいけないのに、笑って負けてしまいました(笑)。 まるふくの皆さんの空気感もホッコリしていて素敵だなぁと見ていました♪

――第5話のみどころ、視聴者へのメッセージをお願いします。

素敵なドラマに参加させていただけてうれしかったです! まるふくの皆さんの活躍で、家も親子関係もどうリノベされていくのか……楽しみにご覧下さい!