ドクタートラストは8月4日、「『健康リスク』業種別ランキング」を発表した。調査は2021年4月1日~2022年3月31日、「ドクタートラスト・ストレスチェック実施サービス」の2021年度契約企業・団体の一部940社、32万4,642人を対象に行われた。

調査によるランキング結果は以下の通り。まず「業種別・健康リスク総合ランキング」を見ると、1位「医療、福祉」、2位「運輸業、郵便業」、3位「製造業」が健康リスクにおいて最も不良となる業種の上位だった。

  • 業種別・健康リスク総合ランキング

次にストレスチェック設問のうち、「非常にたくさんの仕事をしなければならない」「時間内に仕事が処理しきれない」「一生懸命働かなければならない」の3問への回答から導出された「業種別・仕事の負担ランキング」を見たところ、「教育、学習支援業」、「宿泊業、飲食サービス業」、「卸売業、小売業」が上位となった。

  • 業種別・仕事の負担ランキング

また、職場の上司や同僚とのコミュニケーションがストレスに及ぼす影響を示す、「上司・同僚とのコミュニケーション」リスクのランキングを見ると、「業種別・上司とのコミュニケーションランキング」では「運輸業、郵便業」が、「業種別・同僚とのコミュニケーションランキング」でも「運輸業、郵便業」がトップとなる。

なお「一般に仕事量が多く、裁量権が少ない職場でも上司や同僚への報連相がしっかり行え、コミュニケーションが活発な職場はリスク数値が良好傾向にあり、逆に仕事量が少なく、自分のやり方で仕事を進められても、孤立しがちでコミュニケーションが乏しい職場はリスク数値が不良傾向になる」と同社。

  • 業種別・上司とのコミュニケーションランキング

  • 業種別・同僚とのコミュニケーションランキング