昔ながらの「ハッカ油」は、虫よけや清涼など「とにかく使える!」と愛用者が絶えないロングセラーの植物油。強いミントの香りを持ち、1滴~数滴のしずくでさまざまな効果が期待できるハッカ油には、酷暑を快適に乗り切るヒントがたくさん!

  • 健栄製薬「ハッカ油」20ml

ハッカ油を製造販売する健栄製薬さんによると、「ハッカの香りは虫が嫌う香りと言われているので、虫よけの効果が期待できます。また除菌や消臭、清涼、リラックス等の効果もあると言われています」。

公式サイトにも、虫よけをはじめ、マスクに吹きかけたり、紅茶に香りづけしたり、アロマでリラックス&リフレッシュなど、さまざまな活用法が紹介されていますが、特に夏にオススメの使い方はあるのでしょうか?

「水を入れたスプレー容器にハッカを3~4滴加えたものを『虫よけスプレー』として使う方法です。また、お風呂に数滴垂らすと、スッとした爽やかな香りがするので、入浴剤として活用してもいいですね」

虫よけにハッカ油

ハッカの香りを察知すると多くの害虫はすっとその場から逃げるという性質があります。キッチンやゴミ箱などニオイが気になるところや、室内に害虫が入ってこないように、網戸や玄関などに使うと、清涼感のあるミントの香りで、しっかり虫除け対策ができます。

ハッカ油の虫よけスプレーの作り方

【用意するもの】
・ハッカ油……3~4滴
・無水エタノール……10ml
・水……90ml
・スプレー容器

1.無水エタノール10mlにハッカ油を少量(3~4滴)垂らして混ぜる
2.水を90ml入れて混ぜ合わせ、スプレーボトルに入れる

お風呂にハッカ油

こうも暑さが続くと、ついついシャワーで済ませがちになりますが、一日の疲れをとるためにも、お風呂タイムは大切にしたいところ。お湯を張ったバスタブにハッカ油を1滴~数滴たらしてよくかき混ぜてから入浴すると、ミントの爽やかな香りを楽しめるだけでなく、ハッカ油の成分が体感温度を下げる効果も期待できます。さらに、超熱帯夜で寝苦しいこの時期には、体感温度が下がることで、寝つきもよくなりそう。

と、さまざまな用途に使える「ハッカ油」ですが、その使い方には注意点も。

「大変刺激が強いため、原液をそのまま皮膚に使用しないでください。また、小動物はハッカ油の成分が苦手と言われています。ペットを飼っている方はご注意ください」とのこと。猫ちゃんがいる空間での使用は避けるのがよいでしょう。

1本持っていると、さまざまな用途に使える「ハッカ油」。特に夏は重宝するので、まだ使ったことがないという方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。