コロナ禍で一気に需要の高まりをみせ、勢いを増しているVOD(ビデオ・オン・デマンド)。なかでもVODサイトの代表的サイトとも言える「Netflix」には、夏に見たい人気ホラー作品が数多くラインアップされています。
そこで今回は、この夏見るべきおすすめホラーとして、2016年以降に公開された洋画、韓国映画、邦画の3つに分類してご紹介します。また、マイナビニュース会員から各作品に寄せられたコメントも紹介しますので、鑑賞の参考にしてみてください。
【洋画】Netflixの新作ホラー作品8選
Netflixで配信中の洋画から、この夏見るべきおすすめホラーをご紹介します。
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1.「悪魔のいけにえ -レザーフェイス・リターンズ-」(2022年)
あらすじ
罪なき若者たちが惨殺されてから40年以上がたったアメリカ。“ソーヤー家”の残虐性は風化されるどころか神格化され、あの夏の日に一家から逃げのびた少女、サリー・ハーデスティ(オルウェン・フエレ)について、今も語り継がれていた。ある日、事件の起きたゴーストタウンに無知な若者たちが足を踏み入れたことで、ふたたびレザーフェイスの惨劇が幕を開ける……。
見どころ
伝説的ホラー映画の新たな続編として制作された本作は、1973年当時の映像から本編がスタート。シリーズファンにとっては懐かしい演出となっています。とはいえ、オリジナル未見の方でも楽しめるよう、物語は独自の構成でつづられていきます。恐ろしい殺人鬼に人間的な側面が見られるのも本作の特徴と言えるでしょう。
出演/サラ・ヤーキン、エルシー・フィッシャー、マーク・バーナム
公開年/2022年
ユーザーコメント
・「悪魔の生けにえシリーズが、怖くて好きで、よく見ています。殺人シーンが派手で好きです」(64歳男性)
・「怖いながらもストーリーがおもしろい」(86歳男性)
・「昔からあるシリーズだが、次世代向けに進化している」(40歳男性)
・「怖かったが、とてもおもしろい」(59歳女性)
・「ところどころにミステリー要素もあって、おもしろかった」(45歳男性)
2.「ミッドサマー」(2019年)
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出典:amazon
あらすじ
家族を亡くし、生きる意味を失ったアメリカ人の大学生・ダニー(フローレンス・ピュー)は、彼氏やその友人たちと一緒にスウェーデン・ホルガ村の夏至祭を訪れることに。白夜のきらめきのなか9日間にわたり行われる祝祭は、ダニーの傷ついた心を少しずつ癒やしていく。不思議な決まりごとや謎の行事の連続である祝祭のさなか、一緒に祭りに訪れた友人たちが一人ひとり消えていく……。
見どころ
北欧の美しい風景のなかで、奇妙なダンスや不思議なしきたりとともに進行していく本作。観客の理解を超えるシーンがちりばめられていますが、それはすべて監督が意図した演出。古い因習が残る町を訪れたよそ者の視点を追体験できます。その祝祭や自然を美しく感じるほど、その裏に隠された真実はより残酷に思えるはずです。美しさと不気味なムードが共存するこの祝祭を、ぜひ堪能してみてください。
出演/フローレンス・ピュー、ジャック・レイナー、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー
公開年/2019年
ユーザーコメント
・「明るい映像がかえって不気味」(62歳男性)
・「ホラー映画のくくりにしていいのか……という作品。映像が綺麗な分、不気味さが増して本当に怖かった。グロい系が苦手な人は注意!」(30歳女性)
・「ストーリー展開がグロかったし、冒頭から見るのをためらうようなウンザリ感が印象に残った」(31歳女性)
・「本当に一番怖いのは人間だという、よい例」(38歳男性)
・「ホラー映画はよく見るが、この作品は人生の中で一番怖かった」(46歳男性)
3.「ブラッド・レッド・スカイ」(2021年)
あらすじ
大病をわずらう女性が、骨髄移植を受けるために幼い息子とともにニューヨーク行きの飛行機に乗りこむ。しかし、その機内にはテロリストたちが潜んでいた。女性は息子を守るため、ある秘密を解き放つ……。
見どころ
ニューヨークに向かう飛行機の機体が急旋回するとともに展開が変わる、想像のななめ上をいく斬新な設定のホラー作品。物語の序盤から、大病を患う謎多きヒロインの一挙手一投足がある種のフラグとなっています。彼女の存在自体がブラッドでレッドなのだと、空での攻防戦を見ながら腑に落ちることでしょう。他人の事情などお構いなしで自分勝手にふるまう愚かなテロリストたちの悲しき選択と、そんなテロリストたちに果敢に立ち向かう美しきヒロインの勇姿が見どころです。
出演/ペリ・バウマイスター、アレクサンダー・シェーア、カイス・セッティ
公開年/2021年
ユーザーコメント
・「おもしろかった。またみたい」(53歳男性)
・「とても印象に残っている」(47歳男性)
・「映画のあらすじを読んでおもしろそうと思って見た」(58歳男性)
4.「フィアー・ストリート Part 1: 1994」(2021年)
あらすじ
呪われた街として恐れられるシェイディサイド。1994年、このシェイディサイドのショッピングモールでは、骸骨マスクの男が11人を惨殺する事件が起きていた。青白いネオンが光る閉店後のモールに、今日も断末魔の叫びが響きわたる……。ディーナら5人の高校生たちは、自分たちが次のターゲットになるかもしれないことに気付き、呪いの真相を明かすために奔走する。
見どころ
時代をさかのぼりながら3部作として描かれる物語の第1作。土地と人の関係性、呪いなど、さまざまなテーマを内包したティーン・ホラーです。作中に描かれる1994年はインターネット黎明期。“ネット=オタク”のような今となっては懐かしい描写も。劇中で流れる90年代ロック&ポップな楽曲も、ホラー映画と相性抜群。90年代を振り返りながら楽しめるホラー作品といえるできるでしょう。続編の『フィアー・ストリート Part 2: 1978』(2021年)、『フィアー・ストリート Part 3: 1666』(2021年)も要チェックです。
出演/キアナ・マデイラ、オリヴィア・スコット・ウェルチ、ベンジャミン・フローレス・Jr
公開年/2021年
5.「チャイルド・プレイ 〜チャッキーの狂気病棟〜」(2017年)
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出典:amazon
あらすじ
生まれつき半身不随のニカ(フィオナ・ドゥーリフ)は、チャールズ・リー・レイという殺人鬼の魂が乗り移った、通称“チャッキー”と呼ばれる殺人人形との死闘の果てに、精神科病院に入院している。ある日、担当医がチャッキー人形の実物を用いて、セラピーを始めた。毎日チャッキー人形を見せられるうち、ニカの精神状態は再び混乱していく……。
見どころ
病院を舞台に、元々のチャッキーの持ち主であるアンディとニカが、チャッキーに立ち向かう姿を描くシリーズ第7作。舞台が精神科であることもあり、周りの人間は現実離れしたニカの話にまともに取り合ってくれません。ニカが主張する「殺人鬼が乗り移った人形」の話は、周囲の人々に信じてもらえず、次第に人間関係に亀裂が入っていくのです。チャッキー人形のみならず、人間の怖さも感じられる物語となっています。シリーズ1作目からチャッキーの声を担当してきたブラッド・ドゥーリフとニカを演じるフィオナ・ドゥーリフとの父子共演にも注目です。
リメイクも含め全8作品制作されている「チャイルド・プレイ」シリーズのうち、Netflixでは、本作と『チャイルド・プレイ2』(1990年)、『チャイルド・プレイ/チャッキーの種』(2004年)の3作品が配信されています。
出演/フィオナ・ドゥーリフ、アレックス・ヴィンセント、ブラッド・ドゥーリフ
公開年/2017年
ユーザーコメント
・「設定が奇抜でおもしろい」(41歳男性)
・「過去にあった作品より一段と怖くなっていた」(63歳男性)
・「怖すぎて寝られなくなった」(18歳女性)
・「人形がとても怖くて、当時も今もとても怖いと思いながら見ていました」(58歳男性)
・「大人ですが本当に怖くてビビりました」(39歳男性)
6.「スケアリーストーリーズ 怖い本」(2019年)
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出典:amazon
あらすじ
ハロウィーンの夜、ステラ、オーギー、チャックというちょっとオタクな少年少女3人組は各々のコスチュームに身を包み、幽霊屋敷へ探検に入る。その屋敷にあった一冊の本を持ち帰ったステラは、その本に新しい内容が書き加えられ、その内容と同じ事件が発生していることに気付く……。
見どころ
本作の時代設定は、1968年のアメリカ。大統領選やベトナム戦争など、混乱していた時代の雰囲気をリアルに再現することで、作品全体に不気味なムードを漂わせています。ただでさえ不安の多い時代に、不思議な本に出合ってしまう少女たち。本のなかに書かれた恐ろしいできごとが、自分の身の回りに刻々と迫ってくる恐怖が緊迫感たっぷりに描かれています。
『ナイトメア・アリー』『パンズ・ラビリンス』で知られるギレルモ・デル・トロが原案・プロデュースを務めていることもあり、幻想的なファンタジーの世界へ誘われる一作です。
出演/ゾーイ・マーガレット・コレッティ、マイケル・ガーザ、ゲイブリエル・ラッシュ
公開年/2019年
7.「エスケープ・ルーム」(2019年)
あらすじ
アメリカ、イリノイ州で暮らす女子大生・ゾーイのもとに、賞金1万ドルという謎のゲームへの招待状が届く。会場には、まったく接点のない6人の参加者が集まっていた。彼らは密室に閉じ込められ、命をかけた脱出ゲームに参加することとなる。6人は力を合わせて手がかりの暗号を解いていたが……。
見どころ
ゲーム・マスターに集められた6人の参加者が、命を掛けた脱出ゲームに参加する姿を描くサイコスリラー。灼熱地獄、極寒地獄、逆さま地獄など、さまざまな地獄のゲームに挑むうち、参加者たちの過去が少しずつ明らかになっていきます。内気な女子大生を演じたテイラー・ラッセルやトラウマを抱えたフリーターを演じたローガン・ミラーら、実力派若手キャストの演技も印象的なサイコホラーです。
出演/テイラー・ラッセル、ローガン・ミラー、ジェイ・エリス
公開年/2019年
ユーザーコメント
・「ストーリーがよかった」(47歳男性)
・「恐怖の中におもしろさのある作品です」(61歳男性)
・「ストーリーが巧みで飽きない」(35歳男性)
8.「アーミー・オブ・ザ・デッド」(2021年)
あらすじ
ゾンビが大量発生したラスベガス。またたく間に感染が広がり、アメリカ政府はラスベガスを封鎖し、隔離した。しかし、取り残されたカジノには多額の現金が放置されたままになっていた。その金を狙った傭兵集団がラスベガスに乗り込み、一攫千金を狙うのだが……。
見どころ
「ビバ! ラスベガス」と陽気なBGMが流れるなか、冒頭15分足らずでゾンビタウンと化すラスベガスの街。このスピーディーかつ無駄を省いた展開が、観客をぐっと物語に引き込んでいきます。登場人物たちの死亡フラグもわかりやすく、深く考えることなく展開を楽しむことができるでしょう。人間の面影と知性を残したままで生者に襲いかかるゾンビの進化形態にも注目。ザック・スナイダー監督らしさが光る武闘派ゾンビ・アクションです。
出演/デイヴ・バウティスタ、エラ・パーネル、オマリ・ハードウィック
公開年/2021年
ユーザーコメント
・「最後のシーンまでどうなるのかわからない展開にハラハラしっぱなし。スリル満載でおもしろかったです」(33歳女性)
・「主演女優が好き」(49歳男性)
・「ホラー感があってとても怖かった」(64歳男性)
・「すごく怖かった」(39歳男性)
【韓国映画】Netflixの新作ホラー作品6選
Netflixで配信中の韓国映画から、この夏見るべきおすすめホラーをご紹介します。
1.「新感染半島 ファイナル・ステージ」(2020年)
あらすじ
走る新幹線のなかで人間たちとゾンビが死闘を繰り広げた日から4年。ゾンビに埋め尽くされた韓国は世界から孤立し、いまや国の体をなさない荒れ果てた地となった。韓国から避難して香港へ流れついたジョンソクは、失意の日々を送っていた。ある日、そんなジョンソクに半島に潜入して乗り捨てられたトラックから大金を回収してほしいという依頼が入る。ジョンソクはゾンビであふれる危険な祖国へと舞い戻るが……。
見どころ
『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年)に続く、ヨン・サンホ監督のゾンビ・アクション。前作から一貫し“ゾンビになり思考力を失って物体となった人間”をすさまじい迫力で描いています。善人も、私利私欲にまみれた悪人もゾンビにとっては同じ獲物。死は善人にも悪人にも平等に迫りくるものであるということが辛辣に描かれています。生きた人間の醜さや愚かさもたっぷりと描かれた本作、前作とあわせて見ると、より楽しめるはずです。
出演/カン・ドンウォン、イ・ジョンヒョン、イ・レ
公開年/2020年
2.「第8日の夜」(2021年)
あらすじ
2500年前、釈迦の手によって、人々に災いをもたらす妖怪の「赤い目」と「黒い目」が封印された。そして現代。釈迦の封印を解こうとたくらむ人物が、ふたつの目が持つ力を復活させようとしていた。赤い目と黒い目の呪いは、時代を越えて人々へと静かに迫る……。そんな人類の危機に、“守る者”の運命を持つ僧侶が数珠と斧を手に立ち向かう。
見どころ
7人の人間に取り憑きながら復活をもくろむ邪悪な妖怪と、それを阻もうとする“守る者”の戦いを描くホラー作品。徹底したダークテイストで壮大な物語がつづられていきます。難解なストーリーではありますが、僧侶ら登場人物たちのはっきりしたキャラクター設定が、物語の理解を助けてくれます。8日目の夜、ついに僧侶たちの前に姿を現す化け物の圧倒的な存在感は、強く印象に残るはずです。
出演/イ・ソンミン、パク・ヘジュン、キム・ユジョン
公開年/2021年
ユーザーコメント
・「怖さが際立つホラーシーンがある」(44歳男性)
3.「感染家族」(2020年)
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出典:amazon
あらすじ
とあるのどかな田舎町に、ゾンビが現れた。ガソリンスタンドを営むある一家の父親がこのゾンビに噛みつかれ、翌日、なぜか若返ってしまう。一家はゾンビを使った“若返りビジネス”を思いつき、村の老人たちを次々に若返らせていくが……。
見どころ
ドタバタの喜劇に終始する本作は、安心感のあるゾンビ・コメディ。人間を若返らせる能力を持ったゆるふわキャラのゾンビ(?)に感情移入すらしてしまう、新感覚のゾンビ映画になっています。そんなゾンビを恐れることなく、ゾンビを利用して金儲けを企む人間の底知れない欲望の方が、怖いと言えるかもしれません。
出演/チョン・ジェヨン、キム・ナムギル、オム・ジウォン
公開年/2020年
ユーザーコメント
・「ホラー映画だがコメディ要素もあっておもしろかった」(29歳男性)
・「思っていた以上にコメディ色が強くて、とても楽しめた。ゾンビ映画だけどシリアスな部分とゆるい部分の差がはっきりしているのもよかった」(32歳男性)
・「現代が抱える問題をなぞらえたような作品」(52歳男性)
・「今まで見たこともないストーリー展開で、真新しかった」(37歳男性)
・「感動のラストに導く“奇妙な”家族の絆が印象的だった」(58歳男性)
4.「ディヴァイン・フューリー/使者」(2019年)
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出典:amazon
あらすじ
まだ幼い頃に悪魔に父親を殺されたキリスト教徒のヨンフ。大人になった彼は、総合格闘技の世界チャンピオンとなっていた。ある日、父の死をいまだに乗り越えられずにいたヨンフを、悪魔が襲う。父の無念を晴らすため、自らの命を守るため、ヨンフは伝説のエクソシストであるアン神父に助けを求めた。アン神父とヨンフはタッグを組んで悪魔に立ち向かうことに……。
見どころ
悪魔祓いをテーマにした、韓国発のエクソシスト・ムービー。悪魔払いを題材とした名作映画への敬意を忘れずに、リアルかつ不気味に悪魔との戦いを描いています。2019年に制作されていますが、どこかクラシカルな雰囲気のホラー映画です。
出演/パク・ソジュン、アン・ソンギ、ウ・ドファン
公開年/2019年
ユーザーコメント
・「なかなかストーリー展開がおもしろかった」(59歳男性)
5.「キングダム:アシンの物語」(2021年)
あらすじ
朝鮮王朝時代。「化け物が棲む」と恐れられる山で発生した“ゾンビウイルス”の感染が広がっていた。このウイルスに人生を狂わされた少女・アシン(チョン・ジヒョン)は、行き場のない復讐心に憑りつかれていく……。
見どころ
Netflixで配信中の韓国ゾンビスリラードラマ「キングダム」(2019年)のスピンオフ・ムービー。シリーズ未見でも理解できる作りになっているので、単体で見ても問題ありません。時代劇とゾンビ映画を融合させ、朝鮮王朝時代の生活を丁寧に描写しています。そこに突如現れるゾンビの姿は、現代劇よりもさらに異様に感じられるはず。人間側の反撃法もヤリで突いたり火で燃やしたりと原始的です。肉弾戦が多いので、銃火器を使用する現代のゾンビ映画とは一味違う迫力を味わうことができます。
出演/チョン・ジヒョン、パク・ビョンウン、キム・シア
公開年/2021年
ユーザーコメント
・「ストーリーがおもしろい」(34歳男性)
6.「#生きている」(2020年)
あらすじ
韓国で急速に広がるゾンビウイルス。感染した人間は、人肉を求めてさまよい始めるのだった。電話やインターネット接続できないという状態で、オ・ジュヌは部屋に閉じこもり「いかにこの家から出ずに生き延びるか」と引きこもりサバイバル生活をを開始する。微弱な電波を必死でとらえながらテレビやSNSでゾンビの情報を得ていくが……。
見どころ
電気が止まらない限りキラキラと光を放ち続けるデバイスの数々。しかし、電波が入らない限り情報も得られない……。水道が止まり食料が尽き、息も絶え絶えとなる青年の姿に、現代の豊かさの裏にある危うさを感じさせる本作。青年は、絶望的な状況をどう切り抜けていくのか? 実生活にも応用できそうなサバイバル術も多く登場するので、ゾンビに襲われた時のために見ておくといいかもしれません。
出演/ユ・アイン、パク・シネ
公開年/2020年
ユーザーコメント
・「よくあるゾンビ映画とは違い、よく描かれている印象。セリフもほとんどない映画だが字幕で理解できた」(59歳男性)
【邦画】Netflixの新作ホラー作品6選
Netflixで配信中の邦画から、この夏見るべきおすすめホラー作品をご紹介します。
1.「事故物件 恐い間取り」(2020年)
あらすじ
放送作家となった元芸人の山野ヤマメ(亀梨和也さん)は、元相方の提案で、“事故物件住みます芸人”として事故物件で生活することに。霊がいると言われる事故物件を転々とするなかで、だんだんとヤマメの体調に変化が訪れる……。
見どころ
芸人・松原タニシさんによる実録本「事故物件怪談 恐い間取り」を原作とする本作。映画「リング」シリーズを手掛けた中田秀夫監督がメガホンを取ったJホラーです。死に際の行動を繰り返す地縛霊や、無念そうな表情で何かを訴える霊の姿からは、底知れぬ悲哀と恐怖が感じられます。さらに、ふと現れてははかなく消える霊だけではなく、リミッターを外したかのようにアクティブに襲いかかってくる攻撃的な霊も出現。霊とヤマメとが戦うシーンは必見です。
出演/亀梨和也、奈緒、瀬戸康史
公開年/2020年
ユーザーコメント
・「身近でもリアルに起こりそうな話でゾッとした」(60歳男性)
・「日常生活に近い事柄や事象から、ホラー映画に遷移していくストーリー展開がよく、十分に怖さを感じることができた」(61歳男性)
・「ありがちな設定にリアル感があった。現実を想像しながら見てしまい、とても怖かった」(60歳女性)
・「ホラー+αのおもしろさがある」(59歳男性)
・「フィクションかノンフィクションなのかがわからなくなる恐怖があった」(56歳女性)
2.「貞子vs伽椰子」(2016年)
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出典:amazon
あらすじ
大学生の有里(山本美月さん)は、親友の夏美(佐津川愛美さん)とともに、偶然古いビデオテープを発見。“呪いのビデオ”の都市伝説を知りつつも、おもしろ半分でビデオを再生してしまう。一方、“呪われた家”と恐れられる一軒家の真向かいに引っ越してきた高校生の鈴花(玉城ティナさん)は、その家になぜかひきつけられていく。やがて、関係ないはずの2つの“呪い”が、少しずつ引き寄せあっていき……。
見どころ
Jホラーを代表する2大シリーズ「リング」シリーズの貞子と「呪怨」シリーズの伽耶子の対決が話題となった本作。じっくりと観客の恐怖心をあおる序章から、貞子と伽耶子の対決まで、緊迫感あふれる演出が続きます。アクロバティックな彼女たちの対戦模様はエモーショナルで、恐怖と感動を味わうことができるはず。エンドロールまでしっかり見届けてほしい一作です。
Netflixでは、関連作品として『リング』(1998年)、『呪怨 劇場版』(2002年)、『呪怨2 劇場版』(2003年)、『呪怨 -ザ・ファイナル-』(2015年)、『呪怨 -終わりの始まり-』(2014年)、「呪怨:呪いの家」(2020年)も配信されていますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
出演/山本美月、玉城ティナ、佐津川愛美
公開年/2016年
ユーザーコメント
・「映画館を途中で出たいくらい怖かった」(69歳男性)
・「定番シリーズのリングと呪怨のクロスオーバー作品でおもしろかった」(59歳男性)
・「怖さに日本独特のゾッとするものがあった。今後も貞子シリーズの新作が期待できそう」(49歳男性)
・「日本のホラー映画の代表作2本がタッグを組んだ最強のホラー映画だと思います」(49歳男性)
・「2人の対決が見もの。意外な結末でおもしろかった」(39歳男性)
3.「残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-」(2016年)
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出典:amazon
あらすじ
主人公の「私」(竹内結子さん)は、投稿者の体験をもとにフィクションホラーを連載している小説家。そんな「私」のもとに、大学生の久保(橋本愛さん)から1通の手紙が届く。マンションに一人暮らしをする久保の部屋から毎日、人の気配と不思議な音がするのだと言う。「私」は次回作の執筆のため彼女の部屋を訪れる……。
見どころ
小野不由美の原作小説を、「ほんとにあった!呪いのビデオ」などの恐怖演出で名高い中村義洋監督が映画化した本作。主人公が、ある物件に起こる現象を調べていくうちに、体験者の証言や古い資料などから、何年にもわたって続いてきた“穢れ”の原因が明らかになっていきます。真実があいまいになるとともに、得体の知れない恐怖が広がっていく様子は、まさに怪談の発生過程そのもの。怪談の発生と、積み重なった残穢が引き起こす恐怖現象を描く本作のおもしろさと恐ろしさ、おわかりいただけるだろうか……。
出演/竹内結子、橋本愛、坂口健太郎
公開年/2016年
ユーザーコメント
・「いろいろとトラウマになりそう」(40歳男性)
・「俳優さんの演技がうまくてとても怖かったです」(45歳女性)
4.「劇場版 ほんとうにあった怖い話〜事故物件芸人〜」(2021年)
あらすじ
番組の企画で事故物件に住むことになったお笑い芸人たち。入居初日から数々の霊現象が起こり、および腰になりながらもカメラを回し続ける彼らの心には、「もっと売れたい」という願望があった。仕事とはいえそんな自分本位な思いを抱えながら部屋を撮影する者たちを、その部屋にいる“先住者”が見過ごすはずもなく……。
見どころ
ホラーオムニバス「ほんとうにあった怖い話」シリーズの1作。お笑いコンビのトム・ブラウン、かが屋、ニューヨークによる3つのエピソードで構成されています。実話をもとにしたストーリーで、身近にひそむ怪異を描いているため、背筋が凍るような恐怖が感じられます。またホラー要素に限らず、芸人の演技力に感嘆したり、たまに映りこむスタッフの姿を画面の隅にとらえてほっこりしたりと、多様な楽しみ方ができる作品です。
出演/屋敷裕政、嶋佐和也、前島亜美
公開年/2021年
ユーザーコメント
・「事故物件の怖さがよくわかった」(34歳男性)
・「なかなか興味深かった」(57歳男性)
・「夏はほんとうにあった怖い話がおもしろい」(51歳男性)
・「日本製のホラーは本当に怖くて苦手だけど、ついつい見てしまう」(67歳男性)
・「おもしろおかしかった」(58歳女性)
5.「ミスミソウ」(2018年)
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出典:amazon
あらすじ
廃校寸前の中学校に転校してきた春花は、転校早々に壮絶ないじめを受ける。村社会の田舎町で、逃げ場のないいじめに耐え続けた春花だが、彼女の家族に悲劇が起こる。真相を知った春花は、自分をいじめた者たちに復讐をはじめる……。
見どころ
押切蓮介氏の同名サスペンスコミックを原作とした本作。いじめを受けた少女が、自分を苦しめた相手に報復していく姿が描かれています。嫌悪感を感じさせる登場人物たちの言葉や行動は、あえて観客のトラウマを刺激するような、目をそむけたくなるものばかりです。他人を傷つけるということの罪深さを実感できる本作は、普通の少年少女たちの心にひそむ恐ろしいものを残酷に描き出しています。
出演/山田杏奈、清水尋也、大谷凜香
公開年/2018年
ユーザーコメント
・「原作からファンだった」(26歳男性)
・「いじめは現実にあるが、それがエスカレートしいじめられた者も復讐する。現実に起こりそうで恐怖」(43歳男性)
・「いじめにあい家族もひどい目にあう主人公の復讐のストーリーが胸を締め付けられるほど悲しくてやりきれない物語。ただ単にホラー映画の分類には入らないものだと思っている」(64歳女性)
・「若手俳優たちの演技がうまい。映画のグロさはとても印象的だった」(43歳男性)
・「主人公へのいじめ、家族の死別、同級生への復讐など展開にドキドキした」(46歳男性)
6.「さんかく窓の外側は夜」(2021年)
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出典:amazon
あらすじ
物心がついたころから幽霊が視える三角(志尊淳さん)は、気が弱く怖がりな性格。いつも幽霊の影におびえながら過ごしていた。そんな三角の前にあらわれた除霊師の冷川(岡田将生さん)から「その能力を使って除霊作業を手伝ってほしい」と誘いを受ける。やがて彼らに、1年前に起きた未解決殺人事件の捜査協力依頼が舞いこみ……。
見どころ
ヤマシタトモコ氏の大ヒット漫画を実写化した本作は、霊の居場所や呪いの行き先よりも、三角の“霊が視える”という能力にフォーカスした物語。除霊師の冷川との出会いをきっかけに、フタをしてきた自らの闇に触れ、自分の弱さと向きあいはじめる三角。「死人」と交わることで「生き方」を変えていく彼と、冷川の関係性にも注目。生者に寄り添った、斬新なホラー映画です。
出演/岡田将生、志尊淳、平手友梨奈
公開年/2021年
ユーザーコメント
・「はじめはホラー映画と知らずに見ていました。しっかりと作られた作品だと思います」(56歳男性)
・「原作のイメージが崩れていなかった」(59歳男性)
・「シンプルなストーリーと演出が安心感を与えてくれることと、映像に透明感を感じられることが心地よい」(61歳男性)
あなたが見たいNetflixのホラー映画は?
今回は、Netflixのおすすめホラー映画として、洋画・韓国映画・邦画から20作品を紹介しました。
一口にホラー映画と言っても、そのテーマや描き方はさまざま。心霊ホラーからスプラッター、サイコホラーからゾンビ映画、宗教的ホラーまで、多種多様な作品がそろっています。アメリカ、北欧、韓国、日本と、ホラー映画を通してお国柄がうかがえることも。
ホラー映画が苦手な方でも、少しだけ勇気を出して見てみれば、ホラー映画の持つ多彩な魅力を知ることができるかもしれません。Netflixには多くの名作ホラーが眠っています。この夏、Netflixで新たなホラー映画体験をしてみませんか?
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調査時期:2022年7月14日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計1003人(男性: 763人、女性: 240人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート