俳優の松下洸平と女優の岸井ゆきのが、山崎賢人主演のTBS系日曜劇場『アトムの童(こ)』(10月スタート、毎週日曜21:00~)に出演することが7日、発表された。山崎演じる主人公と運命の出会いを果たす重要人物を演じる。

  • 左から岸井ゆきの、山崎賢人、松下洸平

本作は、『相棒』(テレビ朝日)、『この恋あたためますか』(TBS)を手がけた神森万里江氏による完全オリジナルストーリー。ゲーム業界を舞台に、若き天才ゲーム開発者・安積那由他(あづみ・なゆた)が大資本の企業に立ち向かう姿と、周囲の人たちとの関わりによって成長していく姿を描く。

このたび、山崎演じる主人公の安積那由他に多大な影響を与える人物役で松下洸平と岸井ゆきのの出演が決まった。松下は那由他の過去を知る重要人物・菅生隼人(すごう・はやと)、岸井は老舗玩具メーカー「アトム」の一人娘である富永海(とみなが・うみ)を演じる。

松下は昨年放送の金曜ドラマ『最愛』でヒロインを一途に思う刑事を好演し大きな話題を呼んだ。日曜劇場への出演は今回が初めてとなる。本作で演じる菅生隼人は、天才ゲーム開発者である那由他の過去を知る重要人物。その詳細は放送で明らかになる。

岸井は話題作への出演が続き、日曜劇場には『99.9-刑事専門弁護士-』シリーズや『天国と地獄~サイコな2人~』に出演している。今回演じる富永海の実家は、カプセルトイを企画・製造する老舗玩具メーカー「アトム」。いつまでも夢を追い続ける父親に反発して家業を嫌っている海だったが、海外との価格競争などの影響で廃業の危機を迎えていた「アトム」の経営再建のため継ぐ決心をし、一発逆転のために「ゲーム制作」の参入という賭けに出る。資金もノウハウも持たない「アトム」は、“ゲーム業界のバンクシー”と称されていた那由他とコンタクトを取ろうとする。

大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する、通称「インディー」と呼ばれる天才ゲーム開発者の那由他が中心となり、隼人と海を巻き込んで巨大資本の企業を相手に挑戦の旅に出る。「ものづくり」への情熱は、競争の激しいゲーム業界で新たな伝説を生むことができるのか。

松下、岸井、中井芳彦プロデューサーがコメントを寄せた。

■松下洸平

日曜劇場に初めて参加させていただけることに、今はとにかくワクワクしています。
ゲームやおもちゃなど、“ものづくり”に人生を懸ける人物が登場する『アトムの童』。登場人物たちに負けないくらい全力で熱くなれる作品を、キャスト・スタッフの皆さまと共に作っていきたいと思っています。
日曜のよる9時、次の1週間を楽しく過ごせるようなパワーを感じていただけるとうれしいです。

■岸井ゆきの

ゲームが作られる過程や作者の思い、そこに関わる人々の思いを覗き見ることができるドラマになっています。
崖っぷちに立たされた「アトム玩具」を救うべく、私が演じる海はゲームの世界に飛び込み、情熱を武器に大企業と戦います。
素敵な作品になるように、キャスト・スタッフの皆さまと一緒に精一杯がんばりますので、楽しみにしていてください!

■中井芳彦プロデューサー

松下洸平さん演じる隼人は、山崎賢人さん演じる那由他の過去を知る男です。詳しくは初回放送まで明らかにできませんが、2人の緊張感と回を追うごとの関係性の変化を楽しんでいただけたらうれしいです。
岸井ゆきのさんは潰れかけた玩具メーカーを継ぐ決意をし、一生懸命にひたむきに明るく生きようとするまっすぐな社長・海を演じていただきます。明るく社員たちを鼓舞し、時に悩み、一生懸命に生きようとする社長はとても魅力的だと思います。

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