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【この記事のエキスパート】
家電製品総合アドバイザー:福田 満雄
iPhone3GSの時代からスマートフォンを愛用している、ガジェット愛あふれるライター。
複数のメディアで家電製品の記事を担当、シンプルでわかりやすい文章がモットー。
冷蔵庫からオーディオ、パソコンまで、幅広く知識を問われる家電製品総合アドバイザー試験に一発合格。
最新機種が好きなのはもちろん、過去の名機を安価に楽しむのも好き。
冷蔵庫マットは、床の傷やへこみ防止に役立ちます。新築の住宅や賃貸なら、ぜひ使いたいアイテム。この記事では、後悔しない冷蔵庫マットの選び方と、人気のポリカーボネート製をはじめ、さまざまな素材・サイズのおすすめ商品をご紹介します。
冷蔵庫マットを使うメリット・デメリット
冷蔵庫マットには便利な機能がある一方で、使いづらさを感じている人もいます。そこで、ここでは冷蔵庫マットのメリットとデメリットを紹介するので、実際に使うか迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
冷蔵庫マットのメリット
害虫対策になる
キッチンは生ゴミなどの影響により、ゴキブリなどの害虫に悩まされている人も多いでしょう。そこで、防虫作用のある冷蔵庫マットを用いることで、特別なお手入れやメンテナンスを行わなくても害虫対策になります。
床の劣化やへこみを防ぐ
キッチン周りは調理中の油はねや水はねなどで、床が汚れやすい場所。冷蔵庫周りの隙間は動かして掃除することはなかなか難しいので、放置せざるを得ないこともありますよね。退去時や冷蔵庫を買い替えるタイミングで、床が劣化していることに気づいて大ショック…なんてこともありえます。
冷蔵庫マットを使えば、床に直接汚れが付かないので安心です。マットの下は汚れにくくなるので、冷蔵庫を動かして掃除しなくてはいけないという手間もなくなります。また、水漏れを防ぐことで、カビの発生を抑えることもでき、食品への悪影響も防ぐことができますよ。
また、床材の保護ができることです。冷蔵庫の重量などによる傷やへこみの対策になり、キレイな床材の状態を維持できます。
ファンの稼働音を対策できる
料理中などは気づかなくても、キッチンを離れたときなどに気になるのが冷蔵庫の稼働音。夜間など、まわりが静かなときはファンやコンプレッサーの音が響いてしまい、日中よりも不快に感じることも。音の響きを抑えるような厚みのある冷蔵庫マットを選ぶことで、気になる騒音を抑えることができます。
地震対策になる
冷蔵庫は、家電の中でも高さや重さがあるため、地震などの大きな揺れによって転倒してしまう可能性があります。もし、料理中に地震が起きたときには、転倒した冷蔵庫によって怪我をする危険性も。
そこで、耐震性のある冷蔵庫マットを使うことで、冷蔵庫をすべりにくく、たおれにくくし、地震対策になります。もしものときに備えたい人は、耐震性をチェックしておきましょう。
冷蔵庫マットのデメリット
床にマットが張り付くリスクがある
冷蔵庫マットを使ったトラブルとして、マットが床に張りついてしまうことが挙げられます。冷蔵庫によってマットを抑えている時間が長くなるほど、床に密着してマットが剥がしにくくなってしまいます。
また、床暖房の熱によって変形し、床に張りつくことも。そのため、耐熱性の高いものや変形しにくいものなどを選ぶことが大切です。
経年劣化を避けられない
耐久力のある冷蔵庫マットが多いですが、使う期間が長くなるほど品質は劣化していきます。その結果、耐震性や防音性など、冷蔵庫マットの機能性が低下するおそれがあります。
そのため、定期的に冷蔵庫マットの状態や稼働状況をチェックして置くことが大切。正しく冷蔵庫マットの機能がはたらいているかを見極め、状態に合わせて買い替えましょう。
冷蔵庫マットの選び方
さっそく冷蔵庫マットの選び方をチェックしていきましょう。主なポイントは下記のとおりです。
【1】床の材質から選ぶ
【2】冷蔵庫マットの素材から選ぶ
【3】冷蔵庫マットのタイプで選ぶ
【4】マットの機能性で選ぶ
【5】場所に合わせたサイズで選ぶ
【6】冷蔵庫の重さや大きさもチェック!
自分の使い方にぴったりの冷蔵庫マットを選ぶ参考にしてみてください。
【1】床の材質から選ぶ
フローリングやクッションフロアなど、床材の特性によって使いやすい冷蔵庫マットのポイントが変わります。そこで、床材の種類ごとにどんな特徴の冷蔵庫マットが合っているのかを解説していきます。
フローリングなら防水加工!
木材のキレイな木目が特徴の「フローリング」は、水濡れなどに弱い性質がある床材。そこで、冷蔵庫からの水漏れから床材を守るために、防水加工のある冷蔵庫マットを選ぶのがよいでしょう。
また、防水性が高いと水分をかんたんに拭き取れるのもポイント。お手入れの手間も軽減でき、お茶などをこぼしたときの掃除が楽になります。
フロアタイルには防音性を重視する
強度の高い「フロアタイル」は、もともと傷やへこみに強い素材。その一方で、クッション性が低い性質のため、冷蔵庫の振動が伝わりやすい傾向があります。
そこで、ゴム製などの振動を吸収する、クッション性のある冷蔵マットがぴったり。とくに、防音性の高さに注目しておくと、稼働音が響きにくく、冷蔵庫の音が気になりづらくなりますよ。
クッションフロアには凹み対策を!
「クッションフロア」は、名前のとおりクッション性が高く、裸足でも脚に負担がかかりにくい床材。ただ、クッションフロアは衝撃を吸収しやすいことから、へこみができやすいです。
冷蔵庫のような重いものを長期間置いておくと、その場所だけへこんでしまうため、冷蔵庫マットにはへこみ防止対策がされているものを選びましょう。
【2】冷蔵庫マットの素材から選ぶ
床材と同じように、注目しておきたいのが冷蔵庫マットの素材。使われている素材によって、かたさや使い心地に違いがあるので、マットの素材からも選べるようにしておきましょう。
スタンダードな「ポリカーポネート」
数ある冷蔵庫マットのなかでも、使われていることの多い素材が「ポリカーポネート」。ポリカーポネートは、耐衝撃性や耐久性が高い素材で、冷蔵庫の下に置くことで傷やへこみから床を保護できます。
また、ポリカーポネートはプラスチック素材でもあるので、頑丈なわりに本体重量が軽く、女性でも扱いやすいのが魅力です。
傷や水に強い「ポリプロピレン」
「ポリプロピレン」は樹脂系の素材で、軽量で使いやすいのが特徴。傷や水分への耐性が高いため、冷蔵庫からの水漏れが気になるフローリングなどとの相性がよくなっています。
また、商品によってはハサミやカッターで加工できるものも。設置場所や冷蔵庫の大きさに合わせてサイズや形状の調整ができ、ひと手間加えるだけでより使いやすくなる素材です。
静音性の高い「ゴム」
「ゴム」は、防水性が高いことから冷蔵庫マットに採用されやすい素材。クッション性が高く冷蔵庫の振動を吸収する作用があり、高い防音性も期待できますよ。
さらに、滑りにくいゴムだと設置した冷蔵庫の安定感が増す作用も。地震などへの対策も兼ねられるなど、多機能な素材です。
「コルク」で見た目にこだわる!
ナチュラルな雰囲気がおしゃれな「コルク」は、生活感を見せずに床材を保護できる素材。コルクは空気をたくさん含んでいるためクッション性が高く、へこみなどの防止としても使えます。
さらに、コルクは通気性が高いため、冷蔵庫下の湿気対策にも使え、カビの防止に役立つことも。そのため、見た目と機能のどちらも重視したい人にぴったりです。
「シリコン」で耐震性を強化する
クッション性の高い「シリコン」は、冷蔵庫本体の振動だけでなく、地震などの揺れを吸収する作用があります。そのため、揺れの大きさによっては、冷蔵庫の自立をサポートできるため、転倒など防ぐために使えます。
また、シリコン自体が高い撥水性を有しているので、床の水濡れを防ぐことも可能。ふだん使いからもしものときまで、頼りになる素材です。
【3】冷蔵庫マットのタイプで選ぶ
冷蔵庫マットには「マット型」と「パッド型」の2種類あります。そこで、ふたつのタイプの特徴を把握し、より使い方に合うタイプのものを選びましょう。
冷蔵庫下全体をカバーする「マット型」
「マット型」は、平らな板のようなタイプ。冷蔵庫下全体の床をカバーできるのが特徴で、グラつきなどがなく安定した設置が可能です。
また、冷蔵庫マットのなかでも、マット型はスタンダードなタイプ。そのため、種類が豊富で、目的にあわせた冷蔵庫マットを見つけやすいのもメリットのひとつです。
四隅において固定する「パッド型」
「パッド型」は、冷蔵庫の脚など四隅に設置して使うタイプ。ピンポイントに冷蔵庫を支えるタイプのため、全体を持ち上げなくても設置できるのが特徴です。
また、厚みのあるものなら冷蔵庫と床の間に空間を作ることも可能。高さによっては掃除道具を入れやすくなるなど、お手入れがしやすくなる作用もありますよ。
【4】マットの機能性で選ぶ
冷蔵庫マットのはたらきは、傷やへこみから床を守るだけではありません。そこで、自分が重視したい機能性に合わせて使用する冷蔵庫マットを選ぶことも大切ですよ。
地震に備えて「耐震性」があるものを
冷蔵庫は本体が重く大きいため、料理中の地震によって、冷蔵庫の下敷きになってしまうことも。そこで、キッチンでの転倒事故を防ぎたいなら、「耐震性」を縦位して選びましょう。
冷蔵庫マットの耐震性能は、対応している震度や「耐震試験認定」などの表示を参考にするのがおすすめ。大きな揺れにも対応できるものを選び、もしものときに備えましょう。
ファンの音が気になる人は「防音性」の高いものを
設置場所とリビングが近いと、冷蔵庫の音が気になりくつろげないことも。そこで、冷蔵庫のファンや振動の音が気になる場合には、「防音性」のある冷蔵庫マットを手に入れましょう。
また、防音性の高いゴム製の冷蔵庫マットは、安定感を生み出す作用も。そのため、素材の特徴と合わせながら、効率よく防音対策ができるものを選ぶと、より扱いやすくなりますよ。
小さなお子様がいる方は「安全性」もチェック
食品の保存をする冷蔵庫だからこそ、冷蔵庫マットが食材に悪影響を与えないようにしたいもの。そこで、冷蔵庫マットの安全性を重視するなら、「ノンホルマリン加工」を選びましょう。
ノンホルマリン加工とは、ホルムアルデヒドを使わない樹脂を使用した商品。とくに、コルクなどの木製のマットは、ホルムアルデヒドを含んでいるものもあるので、加工方法もしっかりチェックしておきましょう。
床暖房のおうちには「耐熱性」のあるものを!
床暖房は寒い季節でも心地よい空間を作り出す便利な設備。一方で、床にじかに触れている冷蔵庫マットは、床暖房の熱による影響をダイレクトに受けてしまいます。
そこで、床暖房を使っているご家庭では、「耐熱性」のある冷蔵庫マットを選びましょう。耐熱性があると冷蔵庫の排熱の影響も受けにくくなり、マットの寿命を延ばす役割も期待できます。
【5】場所に合わせたサイズで選ぶ
キッチンはスペースが狭いことが多く、マットの出っ張りがあると邪魔になることがあります。そこで、設置場所のスペースに合わせたサイズのマットを選びましょう。
カット可能なマットで微調整をする
マットの出っ張りなどを避け、冷蔵庫の大きさにぴったり合わせたいなら、はさみやカッターでカットできるものを選びましょう。カットできるものなら、市販されているサイズに対応していない場合でもジャストサイズで設置できますよ。
また、マットを外へ出さないことでスッキリとした見た目になり、キッチンのおしゃれな雰囲気を壊しません。
透明度が高いほど圧迫感が出にくい
横幅などに余裕の少ない冷蔵庫マットだと、安定感に欠ける部分があります。そこで、冷蔵庫よりもやや大きめのサイズを選ぶのがよいでしょう。
また、透明度の高い冷蔵庫マットは存在感や圧迫感が生まれにくく、サイズが大きくても気になりません。そのため、サイズ+透明度を基準にして、見た目と機能性のバランスのよいものを手に入れてくださいね。
【6】冷蔵庫の重さや大きさもチェック!
冷蔵庫マットには、サイズと同じように耐荷重が決められています。自宅の冷蔵庫の重さに耐えられないものを選ぶと、使用中に破損し、冷蔵庫が倒れてしまうことがあります。
ただし、なかに入れられた食品の重さも冷蔵庫全体の重さに含まれています。そのため、本体の重量だけでなく容量も踏まえて、適切な耐荷重の冷蔵庫マットを手に入れましょう。
家電製品総合アドバイザーがアドバイス
一度置いたら取りかえるのは大変。用途を見極めて
【エキスパートのコメント】
食材が納まっている冷蔵庫を動かすのは、なかなか大変です。そして冷蔵庫マットは冷蔵庫の足を浮かせないと設置できません。よって、冷蔵庫を新たに置く場合や、買い替えの際に置くのが良いでしょう。
そして、一度設置すると取りかえがまた大変ですから、用途がキズ防止なのか、振動対策なのか、はたまた地震対策なのかは事前に決めておきましょう。