ユニ・チャームはぐるなびと協働し、同社が展開するペット用吸収ウェアブランド「マナーウェア」を着用して、飼い主とワンちゃんが飲食店を利用する際に安心して過ごせる環境づくりをサポートする「第二弾 GO WITH わんこ プロジェクト」セミナー開催した。
本プロジェクトは、「『お出かけ』をきっかけにワンちゃんとの生活をもっと楽しく!!」をテーマに、一緒にお出かけできる場所や時間を広げていくもの。第一弾では、福岡・長崎への2泊3日のわんこツアーを開催したそう。
ペット同伴可能な飲食店を増やしていくために
第二弾では、飼い主とワンちゃんが安心して飲食店を利用できる環境づくりをサポートする。コロナ禍で飲食店は大打撃を受け、2020年~2021年にかけてはコロナに順応してきた飲食店が増加していると、ぐるなび大学 講師 小崎俊幸氏は話す。
また、ぐるなび加盟店アンケート(2022年2月調べ)によると、売上増加店では、「客単価を上げる」「リピーター獲得の強化」「新しい客層を獲得する」など付加価値の向上が売上増加のポイントになっていることが明らかに。さらに、コロナ収束後はコロナ禍以前より「経営方針を変える必要がある」と約8割が回答。アフターコロナに向けて、新たなチャレンジに前向きな飲食店が多いことが分かったという。
一方、ペット用品市場は年々拡大しており、2020年日本世帯数約5,700万世帯に対し、犬飼育世帯数は約550万世帯(ペットフード協会調べ)で、単純計算で約10世帯に1世帯はワンちゃんと暮らしている割合に。
ペット同伴可能な飲食店の利用経験がある235名に対し、ペットと飲食店で食事をすることで特別感を感じると回答した人は8割。また、過去ペット同伴可能な飲食店に再来店したことがある人は約6割など、リピート獲得につながると予測。
対して、飲食店にペットを同伴させない理由を聞いたところ、「外に連れ出すことが難しいペットだから」「ペットと一緒に飲食店に行く文化がない」に次いで「近くにペット同伴可能な飲食店がない」という回答があがったそう。こうした結果から、飲食店側から発信することが重要だという。
同セミナーの後半では、ペット受け入れ環境整備について説明された。受け入れ対応可能なペットの種類や同伴可能な席などの同伴ルールの明示化の重要性、清掃やにおい対策、ペット用メニューの用意など。
本セミナーを皮切りにマナーウェア着用によってペット同伴の飲食店増加を目指していく。また、9月以降ではペットと一緒に楽しめるエンタメの実現を考えているそうだ。