グランドセイコーの2022年新製品、実機を目にできる機会があったので、そこで撮影した写真とともに製品情報をお届けしたい。公開中の前編に続き、今回は後編をお届けする。

モチーフは「夜闇に浮かび上がる白樺林」。エボリューション9 コレクション「SLGH017」

自然の美しさをモチーフとした個性的なダイヤルが特徴的な「エボリューション9」コレクションに、新作「SLGH017」が登場。

  • 「夜闇に浮かび上がる白樺林」がモチーフのダイヤル

「グランドセイコースタジオ 雫石」のある岩手県。その平庭高原は、約400ヘクタールの広大な面積に約31万本の白樺が自生し、県の自然公園にも指定されている。本作はブラックダイヤルと立体的なパターンによって、静謐(せいひつ)な夜の白樺林を表現した。

  • エボリューション9 コレクションらしい「自然との調和」を感じさせる「SLGH017」

ムーブメントは、ツインバレル(二つの動力ぜんまい)とデュアルインパルス脱進機によって高いトルク精度を実現した自動巻(手巻付き)キャリバー「9SA5」。パワーリザーブは最大約80時間だ。

ケースとバンドの素材はブライトチタン、ケースサイズは40.0mm×47.0mm×11.7mm、重さは114g。風防は内面無反射コーティングのボックス型サファイアガラス、裏ぶたはシースルーバック仕様、10気圧防水。

価格は1,210,000円で8月発売予定。なお、このモデルはグランドセイコーフラッグシップブティック、グランドセイコーブティック、およびグランドセイコーサロンでの取り扱いとなる。

グランドセイコーならではのエレガンス「STGF365」「STGF367」

瞳や水滴のような、自然が生み出す歪みのないカーブから着想を得たフォルムとデザイン。シンプルでありながら優しさを感じさせる柔和な美しさを追求したモデル。それがグランドセイコーのエレガンスコレクション「STGF365」と「STGF367」だ。

「STGF365」は、ダイヤモンドのように煌めくブリリアントパターンの白いダイヤル。12時位置とりゅうずにセットされたダイヤモンドは凛として、着けるシーンを選ばない。

  • ダイヤルを構成する要素の美しさ!「STGF365」

  • 女性らしい豊かなフォルムと研磨の輝きにも目を奪われる

一方の「STGF367」は、同じくダイヤモンドをセットしながらダイヤルカラーに「深紫(こきむらさき)」を採用。その日その時の気持ちに寄り添う、奥深く上品な色味となっている。歴史的にも「高貴」や「尊厳」を示す色であり、女性の「誇り」を表現する思いも込めたという。

  • 芯の強さを感じさせる深紫のダイヤル「STGF367」

両モデルとも、ベゼルをなくしたケースサイド、ドーム状のサファイアガラスを包み込むようにアーチを描くグラマラスなカーブ、ケースの美しいミラー面や豪華なギョーシェのダイヤルなど、満足度の高さはさすがのグランドセイコークオリティ。重さは70gと、着け心地も軽やかだ。

ムーブメントはクォーツのキャリバー「4J51」。ケースとバンドの素材はステンレス、ケースサイズは27.6mm×33.6mm×9.8mmmm、裏ぶたはスクリューバック。風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラスで、防水性能は10気圧。

価格は各440,000円で発売中。なお、このモデルはグランドセイコーフラッグシップブティック、グランドセイコーブティック、グランドセイコーサロンおよびグランドセイコーマスターショップでの取り扱いとなる。