iPadの活用法などを紹介する動画で知られる平岡雄太さんがYouTubeを飛び出し、アップルストアの「Today at Apple」にやってきました! 分かりやすい動画と、動画に寄せられたコメントへのていねいな回答で知られる平岡さんですが、対面で参加者とやり取りしながらのセッションはYouTubeにはない楽しさがあふれる極上のひとときでした。
動画の落書きにKeynoteを使うワケ
Today at Appleは、iPhoneやiPadなどアップル製品の使い方や活用方法が楽しく学べる無料のプログラム。コロナ禍を受けて、一時はオンラインでの開催となっていましたが、2021年末から待望の店頭でのリアル開催が復活しています。
7月30日にJR東京駅近くのApple 丸の内で開かれたのが、iPadの活用術をYouTubeで発信する動画クリエイターの平岡雄太さんが登壇する「ビデオラボ:平岡雄太と一緒に手書きで動画を変身させよう」のセッション。31万人を超えるチャンネル登録者数を誇る平岡さんが登壇し、セッションはこの1回限りの開催とあって、参加枠はすぐに埋まってしまったそうです。
今回のセッションのテーマが「動画に落書きしよう!」。iPadとApple Pencilを使い、動画に手書き文字やイラストを入れることで、動画をより楽しくする…ということにチャレンジしました。利用したアプリは、iPadに標準でインストールされている「iMovie」と「Keynote」です。
動画の編集でKeynoteを使う…というのは意外に感じましたが、これが平岡さんならではのテクニック。緑色の背景のスライドを用意し、そこに手書き文字やイラストを描き、iMovieで合成する流れですが、Keynoteで書いた文字やイラストの軌跡が動画に合わせてアニメーションとして再現されるので、手描き感や躍動感がアップするのです。
YouTubeにはない双方向のやり取りで盛り上がる
平岡さんは、大型のビデオウォールの脇に立って解説をしていましたが、しばらくすると参加者の方に歩み寄って制作途中の作品を見てアドバイスをしたり、疑問に答えていました。この双方向のやり取りこそが、YouTubeにはないリアルイベントの醍醐味だと改めて実感しました。セッションの最後には、平岡さんが力作だと感じた何名かの参加者の作品をビデオウォールで再生して拍手を送り合い、会場全体が一体感に包まれました。
平岡さんは「ふだんのYouTubeでは一方的に話すだけですが、今日のセッションは双方向でみなさんとやり取りできるのが新鮮でした。手描きは普通の文字にはない温かみがあるのがいいと思います。今回参加できなかった人も、ぜひチャレンジしてください」と語ります。今回のセッションで取り上げた内容は、平岡さんのYouTubeでも解説しています。
この夏も、iPhoneを用いた撮影テクニックを学ぶ「フォトラボ」や「フォトスキル」をはじめ、各地のアップルストアで多くの無料セッションが開かれます。Today at Appleのページから参加予約ができますので、家族そろって参加してみてください。