俳優の岡田准一が主演を務める、映画『ヘルドッグス』(9月16日公開)のキャラクター映像が4日、公開された。
同作は深町秋生による小説『ヘルドッグス 地獄の犬たち』の実写化作。闇に落ちた元警官・兼高昭吾(岡田)がヤクザ組織に潜入、組織内でも手がつけられない男・室岡秀喜(坂口健太郎)とバディを組み、正義も感情も捨て腕っぷし一つでのし上がっていく。
今回解禁となったのは、岡田、坂口健太郎、松岡茉優、北村一輝、大竹しのぶ、MIYAVIが演じるキャラクター6人にスポットを当てたキャラクター映像。闇落ちした元警官・兼高(岡田准一)は、愛する人が殺される事件を止められなかったというトラウマを抱え、復讐に燃える“狂犬”と化した最狂の男。独自の正義を貫き通す腕っぷしの強さを買われ、警察組織から関東最大のヤクザ組織 「東鞘会(とうしょうかい)」への潜入という危険なミッションを強要される。元警官らしく「罪は償ってもらう」と口にはするものの、その凶暴さと強さはヤクザ組織の中でもトップレベルとなる。
そんな兼高と相性98%を誇るバディとなるのが凶暴&食いしん坊で手に負えないサイコボーイ・室岡(坂口健太郎)。興奮しながら銃を振りかざすイカれた様子を見せる室岡は、死刑囚の息子という境遇を持ち、心の奥底に深い闇を抱える。組織内でも誰も手が付けられない制御不能な男が唯一、心を許したのが兼高となる。
ボスの愛人・恵美裏(松岡茉優)は美しい鳳凰のタトゥーを背中に持ち、妖艶な魅力を放つ。「おだまり」と男たちを一蹴する強気な姿勢と、兼高や室岡にも負けず劣らず、男勝りな生き様を貫く姉御肌な極道の女で、優しい笑顔で魅力を振りまく愛嬌もあわせ持つ。東鞘会・神津組のボス・土岐を魅了する愛人だが、実は兼高とも恋仲となっている。
人情と漢気を併せ持つ東鞘会・最高幹部の土岐(北村一輝)は、兼高と室岡のボスでもあり、2人を高く評価する一本筋の通った昔ながらのヤクザ者。東鞘会のTOPである会長秘書を務める熊沢、武闘派幹部の大前田と共に 「東鞘会三羽烏」の一人として組を支える。
そんな危ない奴らを束ね、関東最大のヤクザ組織である東鞘会のトップに君臨するのが戦闘力最強で「東鞘会」会長の十朱(MIYAVI)。美しく聡明、華奢に見えても高い戦闘力を誇り、日本のみならずアジアへ勢力を伸ばすという野望を持った、かつてないインテリヤクザだ。「闇の奥は深いぞ」と闇社会を知り尽くしている。
さらに復讐の冷徹マッサージャー典子(大竹しのぶ)は、東鞘会に潜入する兼高へ、警察からの指示を受け渡す情報伝達係として暗躍する。表の顔は、兼高も常連の凄腕マッサージ師であり、その腕は「東鞘会」最高幹部の大前田からわざわざお声が掛かるほど。しかしその裏の顔は、東鞘会に息子を殺されて以来、復讐の刻を虎視眈々と狙い続ける強き母親。「素性がバレることはないね」と冷静さを欠かさず、猛者たちの動向を鋭い眼差しで監視する。
(C)2022 「ヘルドッグス」製作委員会