サッカー元日本代表の中田浩二が、TBS系日曜劇場『オールドルーキー』(毎週日曜21:00~)の第6話(8月7日放送)に出演することが4日、発表された。
このドラマは、サッカー以外のスキルや経験が何もない、どん底に追い込まれた主人公の新町亮太郎(綾野剛)が、一生懸命に新たな目標に向かって生きるヒューマンドラマであると同時に、もう一度娘が誇れる父親になるために37歳の新人が奮闘する家族再生の物語。数々の人気ドラマで丁寧な人物描写と温かい物語を作り上げてきた福田靖氏が脚本を担当するオリジナルストーリーだ。
8月7日に放送される第6話には、Bリーグの強豪チーム「千葉ジェッツ」に所属するバスケットボール選手・新垣和人役で浅利陽介の出演がすでに発表されている。
このたび、第6話を彩る豪華アスリートゲストに、“黄金世代”として日本サッカー界を牽引してきた中田浩二、自転車競技選手の渡邉一成、近代五種競技・フェンシング選手の才藤歩夢、さらに今年のラート世界選手権で世界一に輝いた堀口文の出演が決定した。名だたるアスリートたちだが、地上波ドラマに出演するのは4人とも今回が初となる。
渡邉は自転車競技で数々の国際大会に出場してメダルを獲得し、アジア自転車競技選手権大会では2年連続で金メダルを獲得。競輪選手としても通算300勝を達成する現役選手だ。
才藤は近代五種とフェンシングの二刀流でパリ五輪出場を目指して活動中。近代五種はフェンシング、水泳、馬術、レーザーラン(射撃、ラン)の5種を1人でこなす、最近注目を浴びている競技だ。才藤は今回馬術のシーンを演じる。
堀口は2022世界ラート競技選手権大会で「個人種目別直転」の世界一に輝いた。日本ではまだあまり知られていないスポーツであるラートは、約2mもある器具を操り、様々な技を繰り出していく競技。堀口は、ラートを始めてわずか2年後の2011年に日本代表に選出され、2014年には団体優勝を果たすという、驚くべきスピードで世界一に。強豪国・ドイツへの留学から帰国後に大けがを負ってしまったが、リハビリを乗り越えて競技に復帰。そこから徐々に順位を上げ、ついに今年、世界一に返り咲いた。
渡邉、才藤、堀口は、「ビクトリー」のメンバーが各々担当するスポーツ選手の本人役で登場する。
そして、鹿島アントラーズで長年活躍し、5度のJ1制覇に貢献した中田。日本代表では57試合に出場し、フランスやスイスでもプレーを経験している日本サッカー界のレジェンドだ。2014年に現役を退いてからは、鹿島アントラーズでビジネス面からクラブをサポートしていく役割であるクラブ・リレーションズ・オフィサー(C.R.O)に就任。“セカンドキャリア”で新たなチャレンジをし続けている。
そんな鹿島アントラーズを語るには欠かせない存在である中田は、第6話で“中田ならでは”の役で出演する。どのような登場をするのか、放送を見てのお楽しみだ。
■中田浩二コメント
今までもそうでしたが、なかなかドラマに出られる機会はないので、出演の話をもらった時は率直にうれしく思いました。
この作品はアスリートのセカンドキャリアがテーマですが、なかなかスポットライトが当たりづらい内容なので、このドラマを通して色々な人に知ってもらうという意味では個人的には良かったと思います。
ドラマの主人公とは少し道は違いますが、自分も現役引退後に鹿島アントラーズでセカンドキャリアを歩み、現役選手にとっても“セカンドキャリアはそんな簡単じゃない”という目線で見られますし、色々な意味で良かったです。
実際にお芝居をしてみて、もうちょっと上手くできると思いましたが、意外と難しかったです。正直、もっと自然にできると考えていましたが、妻(長澤奈央)にちゃんと指導してもらえば良かったと思いました(笑)。
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