アイドルグループ・Kis-My-Ft2の北山宏光が4日発売のエンタメ専門誌『日経エンタテインメント!』9月号(日経BP)に登場する。
今回は「気にせずにはいられない男」と題するロングインタビューで、独自の立ち位置を築きつつある俳優活動や、ベテランの年次に差し掛かったグループについて9ページにわたって北山が語る。今年は3本のドラマに出演しており、うち主演した2作での役が「終末論に振り回され、精神を崩壊させていく小悪党」、「異次元の世界に幽閉され、妻との愛憎劇を繰り広げる夫」という役どころだった。苦悶する役が増えるきっかけになったのは、2019年のテレ東深夜ドラマ『ミリオンジョー』。そして昨年夏『ただ離婚していないだけ』で、「成り行きで不倫相手を殺してしまう」という“クズ男”演技が決定打に。
「僕もいろんな仲間から、また妻殴ったんか、みたいに言われてます(笑)」と北山。「ファンの方の中には、ああいうの嫌だって言う人もいるかもしれないけど、そういう気持ちを含めて面白がってもらえるほうが、僕としては気楽」と吐露した。
演技に対して覚醒したのは、Kis-My-Ft2としてCDデビューする2年前。少年隊・錦織一清脚本/演出の舞台『PLAYZONE 2009〜太陽からの手紙』だったと振り返る。「錦織さんに言われて、つか(こうへい)さんの舞台を見に行ったんですが、全然理解できなかった。もう1回……と思って行ったら、やっぱり分からないんだけど、舞台からの熱量だけですごく泣けちゃって。で、3回目、今度はストーリーが入ってきた時に、うわ〜奥深いな……!! と。ステージと客席の間にある絶対的な壁や距離感を飛び越えてくる熱量とかエネルギーって、スゲーなって……」と話す北山。この経験は、今も仕事をする上で北山の核になっている。
9月は福岡・博多座で開幕する堂本光一主演舞台『Endless SHOCK』で、主人公のライバル役を務める。春に上演された同作でその役を演じたのはSexy Zoneの佐藤勝利。同じ役をそれぞれどう解釈するのかという点でも注目が集まっているなか、Sexy Zoneと同年デビューだったことについても語る。キスマイの話題では、近年少なくなったローラースケートでのパフォーマンスに対する率直な思いも述べている。プライベートな質問は「飲みに行ったら1杯目は何?」に始まり、お酒のアテ、好きな麺類、シャンプーやボティソープの好みなど10問。最近見て良かった映画も挙げた。
今月号は表紙と巻頭インタビューをコムドットが飾り、「YouTube “20億人メディア”が広げる世界」を特集する。チョコレートプラネット、はじめしゃちょー、がうる・ぐらなど、人気チャンネルを手掛ける面々のインタビューも掲載。