エバラ食品工業は7月29日、「食コミュニケーションに関する調査」の結果を発表した。調査は2月22日〜24日、全国の15歳〜79歳の男女2,000人を対象に行われたもの。
まず、現在において食コミュニケーションをとっているか聞いたところ、「とっている」は67.4%となった。頻度については「毎日」が26.2%、「週に5〜6日」が5.9%、「週に3〜4日」が5.8%、「週に1〜2日」が8.7%、「月に2〜3日」が6.9%、「月に1日以下」が14.1%に。
46.6%は、週1日以上食コミュニケーションをとっている。男女・年代別では、10代女性は週1日以上の食コミュニケーションが76.3%と突出して高い傾向にあった。
誰とのが楽しいと思うか聞いたところ、「気の合う友人(学校の先輩・後輩含む)」(46.6%)が最も高く、次いで「配偶者」(39.7%)、「子ども」(37.1%)、「親」(28.0%)、「兄弟姉妹」(18.1%)が続いた。
男女別では、女性では「気の合う友人(学校の先輩・後輩含む)」が54.9%、男性では「配偶者」が42.7%でそれぞれ最も高くなっている。年代別では、10代では「親」(53.5%)、70代では「子ども」(57.4%)や「孫」(35.9%)が他の年代に比べて高い。
どのようなシーンでの食コミュニケーションを最も楽しいと思うか聞いたところ、「普段の夕食」が21.7%で最も高くなり、次いで「飲み会・家飲み」(14.1%)、「家族の誕生日祝い」(7.3%)、「普段のデート」(4.7%)、「季節イベント(クリスマスなど)」(4.6%)が続いた。
男女・年代別では、10代では「学校での昼食」(男性13.3%、女性16.8%)が高くなっている。30代男性では「バーベキュー・キャンプ」(12.6%)、40代男性では「普段の夕食」(29.4%)が多い傾向に。
食コミュニケーションが好き・楽しいという人は70%超となっているほか、楽しいと思っている人のうち91.5%が「食コミュニケーションは心身の健康につながる」と回答。
また、全体において「食コミュニケーションの頻度を増やしたい」という考えに対して59.7%、「食コミュニケーションは生活に不可欠だ」という考えに対して64.6%がそれぞれ「あてはまる」としていることが分かった。
食コミュニケーションの満足度や自身の生活実感について、それぞれ100点満点中の何点になるか、自己評価を調査。「楽しい食コミュニケーションの満足度」では、全体平均は60.6点となり、80点以上と回答した人のうち43.6%は、充実した"楽しい食コミュライフ"を送っていることが明らかに。
年代別にみると、平均点や80点以上と回答した人は10・20代が高くなり、若年層のほうが日常生活において、食コミュニケーションの機会に恵まれ、その機会を満喫しているようだと言う。
居住地域別にみると、九州・沖縄地方の平均点は67.5点と最も高くなり、日常生活において、楽しい食コミュニケーションが大事な機会として捉えられ、その効果や価値、メリットを実感している人が多いと考えられるとのこと。