レノボはここ半年くらいで最新ノートPC「ThinkPad X1 Carbon Gen 10」「ThinkPad X13s Gen 1」「ThinkPad Z」などを発表し、大攻勢に出ています。フラッグシップモデルThinkPad X1 Carbonは第12世代Coreプロセッサの搭載で刷新し、ThinkPad X13sは初めてQualcommのモバイル向けSoCを搭載する先進的なモデル。Z世代向けと銘打ったThinkPad Zも、サステナブルな素材の活用や型破りな仕様で殻を破ろうとしています。
ThinkPad主要モデルが大刷新! ARゴーグル「ThinkReality A3」も体験してきた
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「ThinkPad Z13 / Z16」実機を見てきた! 次の30年を見据える意欲作
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そんな新製品発表も一段落したのか、今回レノボが日本に構える国内の一大開発拠点「大和研究所」でメディア向けの説明会が行われました。上述した新モデルの紹介が行われたほか、施設の見学ツアーも実施。検査機器の様子を眺めたり、開発に携わったエンジニアの声を聞くことができました。
主要な3モデルについて紹介。キーワードは「カメラ」「バッテリー」「サステナブル素材」
見学に先立ち、新モデル開発にあたっての苦労やトピックの紹介が開発担当者からそれぞれ行われました。ざっくりダイジェストでまとめると、ThinkPad X1 Carbon Gen 10ではMIPI接続のWebカメラ開発に苦心。ThinkPad X13sではQualcomm SoCの搭載で圧倒的なバッテリー性能を実現したとのことで、ThinkPad Zではハプティックフィードバックのタッチパッドやレザー採用の天板について紹介されました。
ドキッとするほど過酷なテストでThinkPadはテストされている
説明会もそこそこに、併設されている試験施設ツアーに出発。どこかに移動するのかと思いきや、同じビルの違うフロアにあるというからビックリ。神奈川県横浜市のみなとみらいにそびえ立つ、とても綺麗なビルの中に試験施設も入居していました。
見学ツアーではThinkPadの各試験について、専任のエンジニアの方々にお話を伺うことができました。どれも印象的でしたが、特に印象的だったのはユーザーの声に耳を傾け、より厳しい試験項目を用意していた点。破損したユースケースを調査し、製品を改良してより壊れにくく丈夫な製品づくりに活かしていると言います。