女優ののんが主演を務める、映画『さかなのこ』(9月1日公開)の場面写真が3日に公開された。

  • 岡山天音

    岡山天音

同作はさかなクン初の自叙伝『さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜』を映画化した沖田修一監督の最新作。お魚が大好きな“ミー坊”(のん)が一つの道にまっすぐに飛び込んで行く姿と、それを見守る周囲の人たちを描く。

今回公開されたのは、岡山天音が演じる不良”カミソリ籾”の場面写真。お魚の世界に魅了されどんな時も「好き」を貫く姿から、学校でも変わり者と見られている主人公・ミー坊(のん)は、高校生になると、その純粋さが共鳴しあったのか、一見すると対極にいるような街の不良たちとも不思議な縁で交流を深めていく。中でもひときわ個性的で、仲間内からも一目を置かれる”カミソリ籾”の異名を持つのが岡山演じる籾山だ。岡山は映画にドラマに注目作へ立て続けに出演し、多彩なジャンルの作品で見せる確かな演技力と人気を兼ね備える俳優であり、大ヒット上映中の『キングダム2 遥かなる大地へ』出演や、公開待機作に『百花』『沈黙のパレード』といった話題のタイトルも控える。

場面写真からも、眼鏡をズらしながら挑発するような表情でミー坊とバチバチに相対している様子や、狂気をまとう凄んだ瞬間など表現力を感じられる。胸元をよく見ると謎の網網インナーがのぞき、独自の道を歩んでいるカミソリ籾のパーソナリティも垣間見られる。ミー坊とカミソリ籾はこの先にひと悶着を起こすことになるが、その流れで(?)差し出されたあるモノを食べたことをきっかけに思わぬ職を目指す展開が待っている。優しさが滲み出る柔和な表情も見られ、不良時とのギャップも感じさせる。

岡山自身も「沖田組は現場にも映画にも温かい空気が漂っていて、やはり特別な心地良さがありました。衣装合わせからクランクアップまで、なんだかずっとニヤニヤしていた気がします。完成品を観て、のんさん演じるミー坊から素敵なことを教えてもらいました。自分も参加している作品の試写で、こんなにもピュアに楽しめた事も稀な体験です」と、のびのびと臨んだこの役柄と沖田組の現場を楽しんだことを語っている。

(C)2022「さかなのこ」製作委員会