黒い紙を切り抜いて絵を作る「切り絵」。小学校の図工などで作ったことがある人も多いと思いますが、プロが作った切り絵を実際に見たことがある人はどれだけいるでしょう?
現在ツイッターでは、「切り絵作家 斉藤洋樹 -Hiroki Saito-(@kiriehiro)」さんが作った作品がとても多くの方々を魅了しています。
#第一回切り絵を光に透かす大会
— 切り絵作家 斉藤洋樹 -Hiroki Saito-8/2フジテレビ「ノンストップ」出る人 (@kiriehiro) July 28, 2022
切り絵って光に透かすとめちゃくちゃ綺麗なんですよね pic.twitter.com/9BgbY2QOO4
黒い紙とカラーセロファンでできた切り絵を光に透かしてみると、突如とても繊細で幻想的な美しい景色が現れました。
なんという美しさでしょう。それは日本の古い庭園や森の秘境を思わせる風景で、今にも静寂の中から虫や小動物の息遣いが聞こえてきそうです。
息を飲むほど精巧で精密なクオリティに思わず見入ってしまいますが、これだけ繊細な絵が、紙を切り抜いた「切り絵」で作られているということに改めて驚かされてしまいます。
この素晴らしい切り絵は多くの人の心を掴み、1.5万件のリツイート、10.7万のいいねを獲得(8月2日時点)。多くのコメントも寄せられました。
「これは...すごすぎます...!! 月夜にも見えますし、涼し気な木が生い茂っている夏の太陽にも見えますし、 この作品だけでいろいろな世界が見れることに感動しています」
「ぶわぁって景色が広がるみたいでめっちゃ素敵です!! 綺麗ですね」
「光が差した瞬間、美しすぎて息を呑みました。」
「とんでもない集中力と、月日と、気力を尽くしたんだと思う。すっっっごい。」
「綺麗とかの次元越えてて森」
「はぁあ! って声出ましたあーびっくりした」
「切り絵…これが切り絵…ボギャー!!((((;゚Д゚)))))))」
因みに、額に入れるとこんな感じになるそうです。本当に美しくて部屋にこうして飾ってみたくなりますよね。
制作者さんに聞いてみた
とても優れた作品を披露してくださった切り絵作家の斉藤洋樹さん。今回はこの作品について、さらに詳しい話をご本人にうかがいました。
ーーこの作品への思いやテーマについてお聞かせいただけますか?
東京で見た、実際にある景色です。この景色を見たときに独り占めにするのは勿体無いほど綺麗で色々な方に見ていただきたいと思って制作しました。
ーーとても繊細で美しい切り絵ですが、制作期間と大きさを教えていただけますか?
制作期間は4ヶ月半ほどでした(1日の制作時間は4時間〜長い時で14時間ほど)大きさはA3サイズです。
ーー制作中に楽しかったところや難しかったところ、気を付けたポイントなどがありましたらお聞かせください。
作るときに楽しかったところはとにかく細かかった所と初めて着色にカラーセロファンを使用したので、その点も楽しかったです。
難しかったポイントはカラーセロファンと紙との仲が悪く糊付けの時に結構苦戦しました。
斉藤さんのアカウントではこの切り絵以外にも、沢山の素晴らしい作品をアップされています。この切り絵に興味を持たれた方は、ぜひ覗いてみてくださいね♪